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北海道旅行記・2004年9月19日


本日の行程
3日目旭川→(富良野・美瑛ノロッコ1号)→富良野→(快速狩勝)→滝川→(特急スーパーホワイトアロー11号)→深川→(鈍行)→増毛→(鈍行)→深川→(特急ライラック15号)→旭川→(特急オホーツク9号・車中泊)→ 5日目

1.旭川→富良野→滝川→深川

9時前に旅館を出た。近くのバス停からバスで旭川駅へ向かった。旭川駅に着いて、大きい荷物をコインロッカーに入れていると、乗るつもりをしている富良野・美瑛ノロッコ1号の改札が始まったという放送が入ったので、富良野線ホームへ向かった。旭川駅は富良野線のホームだけ異様に離れている。9時半過ぎに列車が入線してきた。列車は先頭が蒸気機関車のC11でトロッコ風の客車が3両と最後尾にディーゼル機関車のDD51がついていた。入線してくる機関車の写真を撮り、車内に入って席を取った後、また外に出て写真を撮った。さすが蒸機、近づくと熱い。列車は1号車が指定席で2号車と3号車が自由席。私の乗った2号車は4人がけボックスシートの真ん中にテーブルがあった。3号車は片側は座席が外を向いており、反対側は6人がけボックスシート(真ん中にはテーブル)。

10時3分に発車。ブォーという汽笛は999と同じ音。シュッシュッという音や煙のにおいなどを聞いたりかいだりすると、昔の汽車旅はこんな感じだったのかという気になる。途中の踏切など、カメラを構えている人がたくさんいた。

途中の美瑛で乗客が少し減った。美瑛を出たところでワインの無料試飲会があったので当然取りに行った。酒を飲みながらSLに乗れて実に幸せ。美瑛以降は景色のいいところでは徐行運転をした。だから「ノロッコ」号。美馬牛で再び混んだ。

美瑛で対向列車が遅れていたため、終点富良野には数分遅れで到着するとの放送が入った。私は富良野では3分接続で快速狩勝に乗る予定なので、その旨を車掌さんに言ったら車掌さんは無線で富良野駅へ連絡してくれて、快速を待たせておいてくれた。富良野到着は10時半。急いで跨線橋を渡って滝川行きの快速狩勝に乗った。こちらはキハ40の単行。ボックスシートは全て埋まっており、車端部のロングシート(といっても3人分だからロングではないか)に座った。小雨の降る中、狩勝峠を進み、12時半過ぎに滝川に到着した。滝川は一昨日に新十津川からバスでやってきた駅。ここで15分ほど待ち合わせ、12時49分発の特急スーパーホワイトアロー11号に乗車。こちらは785系の5連。

2.深川→増毛→深川→旭川

10数分で深川駅到着。立ち食いうどんで昼食を取り、13時23分発の留萌本線増毛行き4927Dに乗車。こちらはキハ54系の単行で、座席は簡易転換クロスシート。そこそこ乗っていたが3つ先の石狩沼田まででたいたい降りた。

この石狩沼田の3つ先の恵比島駅はドラマ「すずらん」で使われた明日萌(あしもい)駅のモデルで、駅舎は映画のセットのまま。「明日萌」の駅名標まであり、ここが実際に何駅か分からなくなるほどだった。ちなみに写真に写っている建物のうち、手前にある倉庫は元々は古い貨車で、それがもともとの駅舎(というか待合室)だった。映画のセットに合うように後から板を貼り付けたようだ。だがここ恵比島以外にも古い駅舎がいつくかあった。

留萌市の中心駅、留萌駅からは乗客が2人になった。この留萌駅からはかつては羽幌線が出ており、駅構内も広く、羽幌線用の鉄橋や高架線跡が残っていた。留萌を過ぎると日本海が見えてくる。終点増毛には14時48分到着。駅からまっすぐ国稀酒造に向かった。ここは日本最北の酒蔵で、旭川駅でもらったパンフには試飲をさせてくれるとのことだったので何種類か試飲してみた。酒蔵の人が一番薦めた原酒を買うことにした。

国稀酒造を出て、そのそばにあるかまぼこ屋(大寅みたいなかまぼこ)でたこ入りのかまぼこを食べた。揚げたてで、酒を飲んだ後というのもあって非常にうまかった。その後、増毛駅周辺をぶらつき、駅の写真や列車の写真を撮ったりした。この留萌本線は60数キロの距離を1時間半かけて走る。本数も少ないので放置プレイの感が否めない。帰りは15時49分発の4930D、行きの列車の折り返し。だが行きと違って増毛発車時点で10人ほど乗っていた。眠かったので深川までほぼずっと寝ていた。深川では20分ほどの待ち合わせで特急ライラック15号に乗車、旭川へ向かった。

3.旭川→網走へ

旭川ではまずdocomoショップに行って携帯の充電をしてもらい、そして中央郵便局で金を下ろして、ジンギスカンを食べた。食後は西武百貨店のロフトや本屋などをぶらついていた。だが百貨店は20時に閉まる。今夜乗る夜行特急は0時過ぎの到着なので、4時間も時間がある。主に駅の待合室でぼけっとしていた。23時過ぎにコンビニへ夜食を買いに行った。0時ちょうどぐらいにまだ改札中のランプはついていなかったが改札内に入った。まあ旭川は自動改札だし、「旭川駅は常時改札中です」というプレートが掲げられてあるのでいいのだが。私が乗り降りした駅で自動改札が投入されていたのは函館・札幌・滝川・深川・旭川・釧路・帯広だけであった。

夜中の駅はしーんと静まり返っていた。711系列車が留置してあるのが印象的だった。放送もなく、定刻の0時16分になると網走行きの特急オホーツク9号が入ってきた。普段は5連だが今日は指定席を2連増結し、先頭から自−自−指−指−B寝台−指グ−指のキハ183系7連だった。この列車は網走への夜行であるとともに札幌から旭川への終電の意味もあり、自由席の乗客は旭川でほとんど降りた。よって座席を反転(反転用のペダルはなかった)させてボックスシート風にして寝た。旭川発車後に車内の明かりが暗くなった。自由席ではたいがい防犯のために暗くしてくれないのだが、暗くしてくれてありがたかった。

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