このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


地球温暖化防止への関心が高まる中で、温室効果ガスや窒素酸化物などを排出しない、
地球環境にやさしい、クリーンで再生可能なエネルギーが各地で導入されています。
今回は地域特性に合う風力発電事業に取り組む三重県久居市の
「久居榊原風量発電施設」を見学しました。

2003年8月20日、
「サークルおてんとさん」が主催する「久居市風力発電所見学会」に行ってきました。
天理駅からバスで約2時間で到着、目の前に風車が迫ってきました。
風車は三重県青山高原の笠取山(標高842m)の頂上近くに24基設置されています。
内、4基が久居市所有の発電機で1基あたりの発電能力が750kWhの風車を設置し、電力会社へクリーンエネルギーとして供給しています。
風車の高さは羽根の先端まで入れると地上75m、羽根の直径は50mあります。

発電量は1基あたり200万kWhで、一般家庭の年間使用電力に換算すると約600世帯分になります。
風車1基の総工費は約2億円。
ほとんどが国庫補助金と地方債(新エネルギー・省エネルギー対策事業債)でまかなわれています。

見学者も後をたたないとか、当日も「**学会」の貸切バスが数台来ていました。
発電量を示す掲示板。
2号機が修理中との事でした。

発電・売電実績
年度発電量(KWH)売電収入(円)
115.623.92469.089.898
127.725.40894.906.627
137.407.42891.000.243
147.422.21291.181.864

風速は年平均毎秒7.6m以上
風車をバックに全員で記念撮影。
小学生には夏休みの自由研究に大いに役立ったことでしょう。
私たち大人には、地球温暖化を防いで子どもたちに住みよい地球を手渡せるよう日々の暮らしを見直したり、自然エネルギーにもっと目を向けていかなければと心に刻んだ、有意義な一日でした。


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