このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
道路を着色し、桜の木を固定し、人形を配置し完成です。実はこの人形を配置というのが重要になります。いかにストーリー性を持たせるかで風景は全然変わってきます。どの場所にどの人形を配置するかはもちろん自分の好みですし、まったく人間は必要ないと考えるならば人形はいらないわけです。
土の部分のパウダーが完全に渇いたら、もう一度薄めたボンドを刷毛で塗り、雑草が生えている感じを出すために緑色のパウダーを少しずつまいていきます。「どうせ緑の下に茶色は隠れるからいいや」と茶色のパウダーを省略するとなぜか質感が出ません。省略は許されないのです。実際の景色でも土の上に雑草は生えているわけですからそれを忠実に再現しないとよいストラクチャーは作れないのです。(などと偉そうに言うほどうまくできてはいないかもしれませんが)
着色が終わったら次に模型用のパウダー(ブラウン)を使い、土の感じを出します。まずは水で薄めた木工用のボンドを刷毛で塗り、渇く前にパウダーを茶漉しを使ってまいていきます。細かい部分は指で少しずつまくようにします。シートにはパウダーや着色したスポンジが接着されています。
レールの部分にはバラスト(砂利)がまかれていますが、実際には鉄道模型用の砂ぐらいの大きさのものです。バラストはボール紙で作ったスプーンのようなもので少しずつまいていき、最後に感じが出るように筆先などで盛り上げていきます。そして、水で薄めたボンドを少しずつたらしていきます。砂にたらすようなものなのでなかなかしみこまず、とても根気の要る作業ですがここで焦るとバラストが崩れてしまい台無しになります。ボンドが渇けば見かけはそのままですが、石のように硬く固まります。
シートの位置や丘の位置が決まったところで、ボンド固定し、茶色で着色します。この時に一回だけではなく何回かに分けて着色するとよい色が出ます。おっと、忘れていました。レールは着色する前に固定します。ここではレールにあいている固定用の穴に合う短く細い釘を使っています。
別に桜の木を作り発泡スチロールの丘の上に仮に置いて位置を決めます。また、花の色の付いたシートが売られていますので、それを使い花の畑を作ってみました。ただ、このシートは立体感がないので、シートはそのまま使わず、さらにパウダーなどで立体感を出してみました。
桜の花の作り方:市販のライケンに薄いピンク色を着色し、さらにもっと薄いピンク色のスポンジを接着してボリュームを出しました。
レールの部分を少し高くするためにボール紙を重ねてまずは木工用ボンドで固定します。道路も同じようにボール紙で作り固定します。また丘は発泡スチロール(電気製品の箱に入っていた廃材)を利用してカッターで好みの形に削り木工用ボンドで固定します。
まず、縮小した設計図の案に従い、ボードに鉛筆で
けがきをし、仮にレールを配置してみます。この
時はただ仮に置くだけで固定などは全然しません。
ボードは自作の時もありますが、ここではトミックス
のレイアウトボードというのを使っています。サイズ
は60センチ×30センチです。ここでは画像の「春」
を作る時の手順を示しています。
こんなストラクチャー(風景の模型)はどのように作るのでしょうか。ということで、もしかすると疑問に思った方もいるかな・・・とも思ったので、簡単に作り方を公開しましょう。え?そんなの別に聞きたくないですか?まあ、そういわずにお付き合いください。(^_^;)
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