このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
国鉄分割民営化の直後、「ハイパーサルーン」として、全JRの先陣をきって新製された特急型車両。鹿児島本線「有明」「つばめ」に投入され、熊本〜水前寺間ではヨ8000を介しDE10に牽引されて非電化区間に入線するなど特殊な運用もあった。冷房装置を屋上に移すなどの改造の後、ライン色を変更して「かもめ」にも投入された。787系に準じてアコモデーションを改良、同時に車体をシルバーを基調としたデザインに変更、現在に至る。2000年3月11日改正から、885系投入による余剰車をデザイン変更の上「ハウステンボス」「みどり」に投入し、485系の淘汰をはかる。「ハウステンボス」「みどり」は早岐まで併結して運転されるため、中間車に運転台を設置し、4+4の8連で組成される。
博多駅にて
車両中央部に出入口があり、「半室構造」をとるという珍しい形態の客室をもつ。これは短編成による特急のフリークェンシー運転を行った場合でも指定席と自由席、禁煙車と喫煙車を細かく設定するためであった。博多〜熊本間は特急30分ヘッドという高頻度運転を実現し、その中で居住性を向上させた車両であった。現在、同区間は20分ヘッドで特急が運転されている。サイリスタ位相制御を採用、これはのちに787系に引き継がれることとなる。アコモデーション改良工事により、室内は787系と共通の仕様・デザインが随所に見られ、同等化が図られている。妻部にはLED式の案内板を備える。
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