このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

JR九州813系


門司にて

 鹿児島本線421系、長崎本線715系置き換えを念頭に投入された近郊型交流電車。2両編成と3両編成があり、811系との併結も可能なため、ニーズに応じて柔軟な編成が組める。車体は軽量ステンレス製で、先頭部のみ鋼製。前面はガラスを多用してスマートな印象を与える。連結器は自動分割併合が可能で、813系同士の併結の場合は貫通幌が使用される。車内は赤を基調にした柄入りの転換クロスシート。側扉上部に車内案内表示器を備えている。車内保温のための開閉扉選択スイッチも搭載。床面高さの低減のため車輪直径が810mmと小さくなっている。
 主回路はJR九州初のVVVFインバータ制御だが、制動方式はT車遅れ込め制御を備える発電併用電気指令式空気ブレーキである。回生ブレーキの効果を考慮した結果のようである。パンタグラフはクハに搭載されている。最高運転速度は時速120km/h。鹿児島本線の博多〜小倉間に投入された後、順次勢力範囲が拡大し、現在大牟田までの鹿児島本線と、長崎本線方面の全線、そして日豊本線の一部で活躍する。

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