このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


塚本 靖 略歴


塚本 靖(つかもと・やすし)

● 東京帝国大学教授として活躍。デザイン、工藝にも造詣が深く、またグルメであったようです。

【武田五一との関係】
 武田五一とは切っても切れない存在です。なんといっても三高の先輩であり、昆虫学者にでもなりそうな(笑)武田を建築の道へ進ませるきっかけとなった存在ですから。


明治218692月15日京都市に生まれる
明治261893  帝国大学工科大学造家学科卒業。明治美術学校(現東京芸術大学)講師嘱託
明治321899  東京帝国大学工科大学助教授
明治321899  欧州留学
明治391906  工芸品意匠調査のために数度清国へ出張(1908まで)
明治421909  日英博覧会のため英国へ派遣される
大正41915  明治神宮造営局評議員
大正91920  東京帝国大学工学部教授、工学部部長(1923まで)
大正121923  建築学会会長(1924まで)
大正141925  東京帝国大学工学部工学部部長(1929まで)
昭和41929  東京帝国大学教授退官・名誉教授
昭和121937  帝国芸術院会員
昭和1219378月9日逝去(68才)

学位
●工学博士 1903

役職、肩書きなど
● 1893- 明治美術学校(現東京芸術大学)講師
● 1899- 東京帝国大学工科大学助教授
● 1913-1917 図案及応用作品展覧会審査員(農商務省)
● 1915- 明治神宮造営局評議員
● 1918 聖徳記念絵画館及祭場殿祉記念建造物設計図案審査員
● 1919- 工藝展覧会審査員(農商務省)
● 1920- 東京帝国大学工学部教授
● 1920-23 東京帝国大学工学部工学部部長
● 1923  交通博覧会(大阪天王寺)顧問
● 1923-24 建築学会会長
● 1925-29 東京帝国大学工学部工学部部長
● 1929- 東京帝国大学名誉教授
● 1937 帝国芸術院会員


作品
● 御料車内外部装飾(1897)
● 東京帝国大学工学部講堂・教室(1919)
● 東京汽船船室装飾
● 京城停車場本屋
● 塚本靖邸
● 塚本靖邸土蔵(RC3F/構造・内田祥三/1916)
● 塚本靖邸石灯篭(1916)
● 中川博士壽像台座(1931)
● 浅草寺(顧問・1933)


著作
●「日光廟建築論」大澤三之助共著『東京帝国大学紀要工科』1(2)(1903)
● 『支那建築』全2 伊東忠太・関野貞共著 建築学会(1929)
● 『天目茶碗考』学芸書院(1935)

参考文献
○ 土崎紀子・沢良子編『建築人物像 追悼編/資料編(住まいの図書館出版局・住まい学 大系065)』(1995.4)
○ 「故正員・名誉会長 塚本靖君を弔う」『建築雑誌』(1937.10)
○『大日本工学博士録』井関九郎編 発展社出版部(1930)
○ 『建築工藝叢誌』各号 建築工藝協会
○ ほか『建築と社会』『土木建築工事画法』など




「GOICHI2001」は、HAZELによって制作されています。このホームページの無断複製・転写・転載は禁じます。このコーナーについての投稿ご意見ご質問は ここ
2000.HAZEL

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください