このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
SNCB Thalys PBKA
フランス・パリからベルギーの首都ブリュッセルやオランダの首都、アムステルダム そしてドイツ・ケルンを結ぶヨーロッパ屈指の高速列車がタリスです タリスはドイツ、オランダ、ベルギー、フランスに乗り入れることから複数の電気方式で運転されます PBKAはそれらすべてに対応する先頭車を新造したグループで、TGV-Duplexをベースに作られました 一部を除いてほとんどがブリュッセル南基地の所属でSNCB(ベルギー国鉄)が管理します
Thalys-PBKA 4304 Bruxells-MIDI ブリュッセル南駅8番線ホームで発車を待つタリス 写真ではわかりませんがこの列車はシャルル・ド・ゴール空港駅経由ディズニーランド・パリ行きです タリスの登場でブリュッセルからパリまでの航空便が廃止されています そのため一日5往復(臨時に深夜走ることも)、空港行きが設定されています これらの列車は空港経由でディズニーランド・パリまで延長運転されているようです 手前にちらりと見えるのもタリスですが、停車位置でわかるように南駅のホームは長いです
Thalys-PBKA 4332 Bruxells-MIDI 上の4304の横に写っていたのはこれ ブリュッセル南駅ーパリ北駅間は30分ヘッドという高密度運転ですが 一部はケルンやアムステルダムなどに直通するため2本連結でないと輸送力が不足するようです そこでブリュッセル南駅ではタリス同士の連結や解結風景が見られるのです 20両でパリに向かうわけですからその姿は圧巻です
Thalys-PBKA 4342 Le Landy こちらはSNCFの所有の編成ですがPBKAの製造プレートなのでこちらで紹介 日本の新幹線のライバルであるTGV各種はGECアルストムで製造されています
タリスについて(2) タリスを利用する場合、ブリュッセルまでパリから日帰りが可能です 時間にして1時間25分 飛行機だと福岡から羽田までの時間とほぼ同じです シェンゲン条約が適用されるため、国境を越えるという感覚は全くありません パスポートはそれでも絶対に携帯しておいた方がいいと思います 一応、他国に入国するわけですから それでも車内でパスポートを要求されることはありません ちなみにユーロスターに関しては審査が存在し、ホームが隔離されています これはイギリスが厳しい入国審査体制を強いているためです さてタリスで日帰りとなると行きの時間は早く、帰りはどうしても遅くなってしまいます 朝はまだいいのですが特に夕方以降の治安はあまりよくない北駅発着の列車です 自分の場合は利用しませんでしたがタリスでは1等でタクシー予約サービスも行っています パリのタクシーの初乗り料金は日本の初乗り料金のほぼ半額です また、運転手の態度も悪くなく日本人でも安心して利用できます
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