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2000年に規制打席に達した野手は以下の通りである。
イチロー、小笠原道大、小坂誠、塩崎真、清水隆行、坪井智哉、中村紀洋、松中信彦、武藤孝司(五十音順、敬称略)
DH制で考えればちょうど9人でいいのだが、残念ながら捕手がいない。
なので捕手として礒部公一選手に加わってもらうことにする。
打順 | 守備位置 | 選手 | 背 | 2000年所属 | 投 | 打 | 試合 | 打数 | 安打 | 本 | 打点 | 三振 | 四死球 | 盗塁 | 打率 |
1 | センター | イチロー | 51 | オリックスブルーウェーブ | 右 | 左 | 105 | 395 | 153 | 12 | 73 | 36 | 58 | 21 | .387 |
2 | ファースト | 小笠原 道大 | 2 | 日本ハムファイターズ | 右 | 左 | 135 | 554 | 182 | 31 | 102 | 91 | 76 | 24 | .329 |
3 | サード | 中村 紀洋 | 3 | 大阪近鉄バファローズ | 右 | 右 | 127 | 476 | 132 | 39 | 110 | 112 | 83 | 1 | .277 |
4 | DH | 松中 信彦 | 3 | 福岡ダイエーホークス | 左 | 左 | 130 | 471 | 147 | 33 | 106 | 49 | 62 | 0 | .312 |
5 | レフト | 清水 隆行 | 35 | 読売ジャイアンツ | 右 | 左 | 115 | 388 | 105 | 11 | 46 | 52 | 23 | 11 | .271 |
6 | ライト | 坪井 智哉 | 32 | 阪神タイガース | 左 | 左 | 128 | 489 | 133 | 4 | 32 | 83 | 50 | 6 | .272 |
7 | キャッチャー | 礒部 公一 | 22 | 大阪近鉄バファローズ | 右 | 左 | 94 | 318 | 99 | 6 | 33 | 26 | 29 | 6 | .311 |
8 | セカンド | 武藤 孝司 | 6 | 大阪近鉄バファローズ | 右 | 左 | 119 | 366 | 114 | 1 | 41 | 31 | 52 | 20 | .311 |
9 | ショート | 小坂 誠 | 1 | 千葉ロッテマリーンズ | 右 | 左 | 135 | 462 | 110 | 1 | 30 | 69 | 69 | 33 | .238 |
- | - | 塩崎 真 | 31 | オリックスブルーウェーブ | 右 | 右 | 130 | 393 | 103 | 1 | 35 | 69 | 45 | 5 | .262 |
1番・センター・イチロー・51
トップバッターは当代随一のプロ野球選手・イチロー選手。
2000年はブルーウェーブで4番を打っていたが、いろんなことを考えると1番が最適であろう。
まず、打率は首位打者で、しかも7年連続。
1番打者に求められるのが打率よりも出塁率だとしても、出塁率もパ・リーグでトップの.460。
しかも盗塁は絶対数こそはそれほど多くはないが、成功率がよい。
現在でもメジャーリーグ・シアトルマリナーズで1番打者として活躍しているので、
イチロー選手を1番にすえても何もおかしいところはないでしょう。
ベストナインとゴールデングラブ賞には、首位打者と並びこちらも7年連続受賞。
守備はマリナーズでもライトだが、ここは他の選手との関係上、センターを守ってもらうことに。
2番・ファースト・小笠原道大・2
2番打者はもちろん「恐怖の2番打者」小笠原選手である。
2000年は最も安打を放ち(最多安打)、最も多くホームベースを踏んだ(最多得点)。
最多打数で、打率3位、本塁打4位、打点4位、塁打2位、盗塁3位と、
打撃部門のいたるところで名前が載っている。
2番打者の役割としては、先頭打者が出たところをバントでつなぎ、
クリーンアップにまかせるというのが普通であるのだが、
小笠原選手はファイターズでもバントをしない攻撃的な2番打者として活躍した。
これはファイターズのクリーンアップが強力だからなせるわざであったが、
昭和48年会の3番、4番をみると、この攻撃パターンが適するだろう。
ファーストの守備位置は松中選手と競合するが、
ゴールデングラブ賞にも選ばれたので、ここは小笠原選手にした。
3番・サード・中村紀洋・5
3番は2000年パ・リーグの2冠王(本塁打王・打点王)・中村選手である。
2冠王で、シドニーオリンピックでも「日本の4番」をつとめたので、
3番ではもったいない気もするが、中村選手は4番よりも3番のほうが似合っている感じがする。
大阪近鉄バファローズでも4番の座をローズ選手に譲っていましたしね。
あるいは8番あたりにすえて気楽に打たせるのもいいかもしれませんね。
当初は守備が懸念されたが、2年連続ゴールデングラブ賞に輝いたので、
ホットコーナーを任せるのにもはや何のためらいもない。
なお三振2位、併殺打1位のワースト記録であるが、
これは「フルスイング」がなせる結果でありましょう。
2000年は背番号3であったが、シドニーオリンピックでは背番号5、
そして2001年から義兄の背番号5を引き継いだので、背番号5が妥当でしょう。
4番・DH・松中信彦・3
中村選手を差しおき、私が4番打者にすえるのが松中選手。
もちろん成績もいいのだが、なによりも同い年とは思えないあの風格・風貌が決定打だ。
2000年はパ・リーグでMVPにも輝いたので、別に何もおかしくはないでしょう。
成績としては、本塁打3位、打点2位で、長打率3位である。
中村選手よりも優れているのは打率(6位)で、.312である(中村選手は.277)。
確実性もあり、長打もある点から、松中選手が4番であるのは妥当なところか。
守備はファーストをつとめているが、ここにはゴールデングラブの小笠原選手がいるので、
松中選手にはDHをまかせてもらうことにした。なかなか似合っている。
しかしイチロー→小笠原→中村→松中と続く打順は、考えただけでもゾクゾクする。
5番・レフト・清水隆行・35
クリーンアップ最後を飾るのはジャイアンツ・清水選手。
2000年は本塁打11と少なかったが、定着すれば20本は当然狙える素材である。
ジャイアンツでも守備はレフトだが、もうちょっとうまくなってほしいかな。
6番・ライト・坪井智哉・32
6番はタイガース・坪井選手。
坪井選手はタイガースでは1番あたりを打っているが、残念ながら出塁率が.338とそれほど高くない。
しかも1番はイチロー選手にまかせてもらっているので、打順の構成上6番になってしまった。
ちなみに死球12はセ・リーグ最多である。
7番・キャッチャー・礒部公一・8
7番にはキャッチャーとしてバファローズ・礒部選手を起用。
キャッチャーで規定打席に達した昭和48年度生まれの選手はいないので、
その中でも一番打席に立った礒部選手に入ってもらうことにした。
礒部選手は一時期外野手となっていたが、もともと捕手で、2000年も捕手として出場していた。
しかし2001年開幕直前に捕手失格の烙印が押され、再び外野手に。
どうも昭和48年会メンバーは捕手失格者が多い。高木大成選手とか、小笠原選手とか。
捕手ではカツノリ選手もいるのだが、実績でいえばやはり礒部選手になるでしょう。
8番・セカンド・武藤孝司・6
8番はセカンドにはバファローズの武藤選手を選出。
もともとはショートだったが、2000年はセカンドでも活躍。
ベストナインには大島公一選手に次ぐ2番目の得票数を獲得。
しかも打率は.311で7位、出塁率も.394と高く、盗塁20は6位。
位置づけとしては下位打線の1番打者といった感じか。
9番・ショート・小坂誠・1
ラストバッターはマリーンズの小坂選手。
守備位置は当然ゴールデングラブ賞にも輝いたショート。
打率は規定打席達成者の中でブービー、本塁打1と非力ではあるが、小技がきくので、
役割としては下位打線の出塁者をイチロー選手、小笠原選手に任せるといったところか。
「走るの大好き」なようで、盗塁33は単独リーグトップ。ちなみに盗塁刺11もトップ。
控えとしては規定打席に達した塩崎真選手をはじめとして、
ライオンズ・高木大成選手、ファイターズ・上田佳範選手、中村豊選手、
現在活躍中のホークス・バルデス選手、身びいきで元・ドラゴンズ・益田大介選手も入れなきゃ。
規定打席不足ながらパ・リーグの死球王であるバファローズ・鷹野史寿選手も必要だな。
タイガース・カツノリ選手にはプレイングマネージャとして活躍してもらおうかな。
選手名 | 背 | 2000年所属 | 投 | 打 | 試合 | 勝 | 敗 | S | 投球回 | 奪三振 | 与四死球 | 自責点 | 防御率 | |
先発 | 石井 一久 | 16 | ヤクルトスワローズ | 左 | 左 | 29 | 10 | 9 | 0 | 183.0 | 210 | 79 | 53 | 2.61 |
先発 | 三浦 大輔 | 18 | 横浜ベイスターズ | 右 | 右 | 24 | 11 | 6 | 0 | 164.2 | 122 | 35 | 59 | 3.22 |
先発 | 黒木 知宏 | 54 | 千葉ロッテマリーンズ | 右 | 右 | 26 | 10 | 12 | 0 | 160.0 | 134 | 49 | 92 | 5.18 |
先発 | 門倉 健 | 23 | 大阪近鉄バファローズ | 右 | 右 | 23 | 7 | 9 | 0 | 117.1 | 109 | 50 | 51 | 3.91 |
先発 | 川越 英隆 | 20 | オリックスブルーウェーブ | 右 | 右 | 15 | 8 | 6 | 0 | 92.2 | 71 | 31 | 39 | 3.79 |
中継 | 南 真一郎 | 50 | 読売ジャイアンツ | 右 | 右 | 26 | 2 | 0 | 2 | 26.0 | 17 | 5 | 6 | 2.08 |
中継 | 小林 幹英 | 29 | 広島東洋カープ | 右 | 右 | 25 | 0 | 3 | 0 | 32.2 | 35 | 21 | 17 | 4.68 |
中継 | 岩下 修一 | 26 | オリックスブルーウェーブ | 左 | 左 | 44 | 1 | 0 | 0 | 30.1 | 31 | 27 | 13 | 3.86 |
抑え | カルロス ミラバル | 00 | 日本ハムファイターズ | 右 | 右 | 48 | 1 | 3 | 19 | 49.1 | 31 | 18 | 20 | 3.65 |
先発・石井一久・16
先発の一番手はスワローズ・石井一久選手。貴重な左腕投手。
2000年は念願の防御率トップを達成する。投球回2位でこの成績は立派なものである。
また奪三振王でもあるが、暴投1位、与四球2位で、どれも石井選手らしい。
2000年も2001年も開幕投手に輝いた。
先発・三浦大輔・18
先発の二番手は「ハマの番長」三浦大輔投手。今ではベイスターズのエースとなった。
11勝は1973年会のメンバーでトップの勝星。
勝率は2位の成績だが、被本塁打3位とよくホームランを打たれた。
2001年は開幕第2戦に先発し、21世紀のチーム初勝利投手となった。
先発・黒木知宏・54
先発の三番手は「ジョニー」黒木投手。
本来ならば一番手、二番手の立場にあってほしいが、去年の成績では三番手の格付け。
奪三振は2位と好成績だが、被安打、失点、自責点はすべてトップ。
敗戦2位、被本塁打3位と、2000年の成績は悪い部門の方が目立ってしまった。
ただし2000年はシドニーオリンピックにも出場し、「日本のエース」として活躍した。
今年は開幕で勝ちをおさめて好調だったのだが。再起を願う。
先発・門倉健・23
先発の四番手はバファローズの門倉投手。
昨年は規定投球回に達しなかったが、ドラゴンズ時代には10勝をマークした投手。
2001年は開幕投手をつとめた。元・中日の選手として今期の活躍を願う。
先発・川越英隆・20
先発の五番手はブルーウェーブの川越選手。
2000年は規定投球回に達しなかったが、1999年は177回を投げて11勝をあげた。
15試合を投げて8勝6敗と、投げた試合のほとんどが責任投手となっているのはたいしたものである。
中継・南真一郎・50
中継には、ある意味ジャイアンツの人気選手・南選手がいる。
2000年は2勝2Sの成績をあげた。
26試合で26イニングなので、1試合あたりちょうど1イニング投げた換算になる。
中継・小林幹英・29
中継の二人目はカープの小林幹英投手。
1998年のルーキー時代は抑えをまかせられていた。
完全復帰が待ち望まれる。
中継・岩下修一・26
岩下投手は貴重な左の中継投手。
44試合で30.1イニングなので、完全なワンポイント投手ですね。
抑え・ミラバル・00
抑えはファイターズの助っ人・ミラバル投手。
セーブ、セーブポイントともリーグ5位の成績をおさめた。
ただ抑えにしては防御率が3点台なのが不安材料。
この他、先発にはかつて規定投球回に達したことがある、
バファローズ・岡本晃選手、マリーンズ・藪田安彦選手が控えている。
中継にはホークス・岡本克道選手がいる。
彼らが復活を果たしてくれれば、層はますます厚くなる。
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