このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

長野市営城山野球場

 完成は1926年(大正15年)8月10日。同じ長野県の県営松本野球場より完成が1ヶ月ほど早い。
 1924年の両陛下御成婚25年式典奉祝記念として、県知事が県議会に図書館および運動場の新設を提案したのは「松本市野球場」に述べた通りだが、この時は長野市には図書館を設けることが決議された。なので他に野球場も造ろうというなったのであろうか。
 有名な観光地・善光寺の東にある丘陵地に立地し、まわりには高校や美術館などがあり文教地区である。
 県都・長野市の野球場であるので、プロ野球公式戦は県内では最も多い41試合が開催された。しかしそれも1961年までで、新たに県営長野野球場が完成すると、公式戦もそちらに移るようになった。1998年に冬季オリンピックが長野を舞台に開催されたが、そこのメイン開場が野球場として2000年に開場すると、公式戦はさらにそちらで開催されるようになった。この野球場が南長野運動公園野球場(オリンピックスタジアム)であるが、これは長野市の施設であるので、同じ市営の城山野球場の方は閉鎖となってしまった。
 これからどのような土地利用がなされるのあろうか。2001年11月12日現在、スタンドは取り壊されていたが、何が造られるかはわからなかった。外野グラウンドにあたるところは草が生えており、まるで日本生命野球場みたいだった。

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