このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

岡崎市民球場

 岡崎市民球場は岡崎市街地から東に約5kmの岡崎中央総合公園内に存在する。公園自体が山の中にあるので、野球場の一帯も山の上に建っている。
 野球場完成年は1991年6月1日で、つい創立10周年を迎えたばかりである。こけら落としにはウェスタンリーグの中日ドラゴンズ×福岡ダイエーホークスの試合が行われた。
 両翼は99.1mと普通の長さだが、中堅は126mもある。最近の大きな野球場でもせいぜい122mなので、それよりもさらに4mも広いということになる。
 『野球場大事典』には所在地が岡崎市高隆寺町になっているが、野球場自体は岡崎市丸山町に位置する。高隆寺町は岡崎中央総合公園の管理者の住所である。

解説 (たかはしさん)

 今から確か10年ほど前、豊橋から名古屋方面へ向かう名鉄電車の車窓から、岡崎郊外の山の上に照明塔らしきものを発見したことを思い出す。当時から野球場に違いないとは思っていたが、そこが今では東海地方の社会人野球のメッカとしての役割を果たしている岡崎市民球場である。
 平成13年6月3日、都市対抗野球東海予選観戦のため、私ははじめてこの球場を訪ねた。社会人野球観戦は僅かに2度目、かつて東京ドーム元年に、プロ野球ではまったくチケットが取れなかったのでせめて社会人で、というような動機で1度だけ見ている。
 まず驚いたのは各社の応援の熱の入れようである。実は、スタンドはがらがらなのではと思っていたのである。地元の岡崎市や豊田市のチームの出場のせいもあったであろうが、他チームも結構大勢応援団がいた。
 次に野球場についてだが、特筆すべきは中堅126メートルの広さである。これは国内最大級であろうか。センターへ大飛球が何本か上がり、ホームランかと思われるようなものもあったが、ほとんどアウト。広さを実感した。
 最後に、私が珍プレーと判断したこの日の出来事を紹介する。一死満塁でセンターの頭上を越す当たりが出たのだが、一点しか入らなかったのだ。3塁を回ったところでコーチに止められたのは、当然ファーストランナーと思ったら実はセカンドランナー。確かに、打球に追いつく気配もあったとはいえ、先に記した広さゆえ、最低2点の場面だったと思う。
 球場周辺には、他の体育施設、美術博物館などもある。また山の上にあるので、夜なら夜景も楽しめるであろう。

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