このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

県営富山野球場

 県営富山野球場は、富山市五福(ごふく)の五福公園内に所在する。当地はもともと東呉羽村で、1926年に富山市に編入された。五福には戦前に富山歩兵連隊と練兵場があり、越中・飛騨・信濃の青年が入隊した。富山歩兵連隊の跡地は富山大学になり、練兵場の跡地が五福公園となった。
 県営富山野球場が建設されたのは1950年7月のことである。野球場開設年から1980年までは毎年プロ野球の公式戦が行われ、1991年まで富山で行われるプロ野球公式戦といえばこの県営富山野球場であった。しかし、富山市街の北東郊に富山市民球場(アルペンスタジアム)が1992年に完成すると、プロ野球公式戦が行われる野球場はそちらに移ってしまった。
 五福公園内には野球場の他に、五福陸上競技場、アオイスポーツハウス、屋内相撲場と、野球広場として2面、練習用トラックのある五福スポーツ広場が存在し、富山市街の一大スポーツセンターとなっている。
 なお五福公園内には「富山歩兵聨隊跡」の石碑が建っている。

富山歩兵聨隊跡
この地は明治41年5月より昭和20年10月まで37年間、越中、飛騨、信濃等の青年が入隊し練武に励んだところである
題字 瀬島龍三書
工事 浜田石苑建設(株)
昭和53年8月19日建立
富山聨隊跡地記念碑建設協賛会

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