このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

松山商業グラウンド

 愛媛県立松山商業高等学校のグラウンド。
 戦前の松山商業学校時代と終戦直後の松山東高時代を含めて、42回甲子園に出場している(選手権26回、選抜16回、2003年4月現在)。優勝は選手権5回(1935年、1950年、1953年、1969年、1996年)、選抜2回(1925年、1932年)を誇る。

解説 (shinorarさん)

松山商業
住所 愛媛県松山市旭町71
野球部 1902年(明治35年)創部

1 訪問記
 松商を卒業され、ジャイアンツ第2次黄金時代を担った千葉茂氏が先月逝去された。生前のインタビューで千葉氏は「松商のグラウンドこそ私の庭である」とコメントしていた。
 どんなグラウンドなのか? 生まれて32年、「松商なんかいつでも行けるわい」と思ってたものの、そのタイミングが無かった為か、これまで一度も松商を訪れた事がなかった身分。実にお恥ずかしい。
 と言うわけで今回の帰省にて初めて松商グラウンドを覗いてみることにしました。松山商業高校は伊予鉄路面電車(松山市駅、及びJR松山駅から乗車。道後温泉行き)に乗車、勝山町駅を下車し、国道11号線に沿って南側へ徒歩で約7分の場所にある。
 さて、野球部グラウンドは他のスポーツ部と共有しているので、競合の際は狭いことであろう。因みに、専用グラウンドを建設する予定は無い模様である。
 訪れたのは大晦日。グラウンド内をチラッと覗くと部員の姿は見えなかったものの、OB選手らしき2人の方が、グラウンド内でキャッチボールをしていた。運動場が練習グラウンドの為、典型的な長方形グラウンド。(右翼約85M、センター約115m、レフト約100m)全面土のグラウンドでありましたぁ。

2 松商の紹介

 当高校は1901年(明治34年)に創立され、翌年には野球部が創部。全国高校野球大会で春16回出場(うち2回優勝)、夏26回出場(うち5回優勝)を誇り、「松商」の愛称で高校野球ファンに親しまれている実力校。特に、夏の大会では数々のドラマや名勝負を生み出し、「夏将軍」の異名を持つ。
 主なOB選手として、藤本定義、千葉茂、影浦将、坪内道則、筒井修、西本聖、酒井光次郎等が挙げられる。
 最近は松商出身のプロ野球選手がめっきり少なくなったが、水口栄二(1988年卒業)が現在もバファローズで活躍している。

3  添付ファイル に関して
画像001 、003、022 →松商の運動場兼グラウンドです。
画像002 →松商の運動場校庭内にあるスコアボードです。
画像020 →松商の運動場兼グラウンドのバックネット裏にある部室です。
画像021 →松商の運動場兼グラウンドのバックネット裏にある部室前に飾られている格言(?)です。うーん、いい言葉だぁ
画像023 →松商の運動場校庭から外れた場所に96年全国制覇の証となる記念碑が設置されていました。

4 おまけ事項
 今回帰省の際に初めて知ったのですが、坊ちゃんスタジアムの隣に、第2球場、室内練習場が建設され、今後はプロのみならず、社会人野球チームのキャンプ誘致に向けての動向が気になるところである。今年には稼動予定との事。
 第2球場は両翼91m、中堅118mで約2000人収容。座席、フェンスともに青を基調とし、内野は全面土、外野は全面人工芝のグラウンド。スコアボードは電工式。

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