このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

屋島グラウンド

 1924年9月に香川県の名勝・屋島の麓に建設された野球場をはじめとする運動施設。設置者は四国水力電気。
 四国水力電気は電気事業だけでなく鉄道事業も行なっていたが、沿線の娯楽設備といえば房前海水浴場だけで、他に目立った施設がなかった。おりしも野球やテニスなどの運動競技が盛んになってきたので、1924年にグラウンドを設けることとなった。場所は屋島村新開の屋島停留所に隣接した長方形の敷地。6月に起工し、9月に落成。9月12日に開場式を挙行し、当時の香川県知事が始球式を行なった。続いて3日間、記念運動会を行い、近府県の中等学校から多数の参加を得た。
 野球場には一塁側と三塁側にスタンドが設けられた。外野は本塁より360尺との表記があるが、両翼か中堅方向かわからない。野球場以外にはテニスコート2面と競馬場も設けられた。
 屋島グラウンドは現在屋島陸上競技場となっている。

資料:進沓梦編(1928):『四水三十年史』四國水力電氣.

野球場誌に戻る

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください