このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
茅ヶ崎は神奈川県の中央に位置する都市である。人口は20万人強いるが、人口規模の多い神奈川県では目立たない。また東は藤沢市、西は平塚市にはさまれており、小ぢんまりというイメージはぬぐえない。しかしその茅ヶ崎で2000年夏に一大イベントがおこった。それはサザンオールスターズの地元凱旋ライヴである。その会場に使われたのがこの茅ヶ崎公園野球場である。
サザンオールスターズの茅ヶ崎ライヴは2000年8月19、20日に行われた(なお18日はファンクラブ限定の公開ゲネプロが行われた)。1日の会場収容人数は2万人のところ、2日間で会場付近に詰め掛けたのはなんと7万人。茅ヶ崎市の人口が22万人ということだから、市の人口の約1/3もの人が茅ヶ崎公園野球場につめかけたことになる。
私は佐野元春ファンで、サザンオールスターズにはあまり興味はないが、その現象には非常に興味がある。野球場は別に用途は野球に限られるわけではなく多目的施設であることは、大物アーティストの「4大ドームツアー」などでも明らかである。しかしながら茅ヶ崎公園野球場のような観客収容人数が少ないところで、そして近くは住宅街であるのにライヴを、それもサザンオールスターズのライヴをやろうとは。私は茅ヶ崎市の努力と野球場周辺住民の協力に心をうたれた。
茅ヶ崎公園野球場へはJR茅ヶ崎駅の南口からバスが出ています。最寄バス停は「茅ヶ崎公園野球場」。そのままです。国道134号線と防風林をはさんですぐ南は相模湾なので、野球をするとたぶん風に影響されることでしょう。サザンオールスターズファンなら聖地に行かれてみてはいかがですか?
探訪記 (カイリューズ)
2000年9月、北海道旅行の帰りに茅ヶ崎公園野球場に寄った。
茅ヶ崎駅南口からバスに乗ったが、地図を持っていってなかったので、どこで降りるかがわからない。またバスがどこを通るかわからない。南口から南に延びる道路と国道134号線との交差点で、バスがどちらに曲がるかわからなかったので、ここで降りる。バス停は「茅ヶ崎駅入口」。実はその西隣のバス停が「茅ヶ崎公園野球場」だ。バスは西へ曲がる。仕方ないので歩くことに。ただ歩くだけではつまらないので、相模湾の砂浜沿いにある遊歩道を歩く。ジョギングをしているおっさんや、犬の散歩をしているおっさん。つい1ヶ月前にライヴが行われたとは思えないほどの静けさ。しかし浜辺にはゴミが。ライヴの悪しき遺物だ。市営プールのあるところまで歩く。いきすぎだ。国道134号線を渡ろうと思っても信号が全然青にならない。自力で横断。国道134号線が路面工事しており、そこから野球場まで行くには無理そう。仕方なく住宅地をまわって行くことに。しかし本当に高級住宅地といった感じだ。でもあのライヴではかなりうるさかっただろうな。やっとのことで野球場にたどりつく。何か特別な野球場かと思えば、そうではない、そこらへんにある野球場だ。しかしここに2万人、7万人もの人が押し寄せたと思うとゾクゾクする。さすがに見物人は少ない。ないのではない。少ないのである。実は私の他にもう一人見物者がいたのだ。彼はサザンファンか?スタンドも勝手に入れるので勝手に入る。ここがサザンの聖地か…なんの変哲もない野球場だが、そう考えると感慨深い。別にサザンファンでもないんですがね。相変わらず一周して帰ることに。帰りは「茅ヶ崎公園野球場」から乗る。なんとそのバス停には以下のような「お知らせ」が。これも茅ヶ崎ライヴの遺物である。せっかくなので写真をとった。バス停の名前もいいしね。
毎度神奈中バスをご利用いただき誠にありがとうございます。
来る、8月18日(金)、19日(土)、20日(日)の3日間、サザンオールスターズ茅ヶ崎ライブ(18日は公開リハーサル)の開催に伴い、周辺道路の大幅な道路渋滞が予想されます。
バスの運行確保には全力を尽しますが、時刻表通りに運行できない場合がありますので、なにとぞご了承いただきますようお願い申し上げます。
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