このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

田辺グリーン球場

 かつて南海ホークスが春季キャンプ地として使用していた野球場。和歌山県田辺市元町に所在。
 田辺市は東隣の白浜町と比べると、全国的な知名度はいまひとつ。田辺市はイメージアップを図りホークスの親会社である南海電鉄が大阪と和歌山を結んでいる関係を利用して、キャンプ地の誘致活動を行った。2月は旅館や商店街も尤も暇なときであるので、市民からも賛成があられた。勧誘は2年越しで実を結び、1973年春からキャンプ地となった。
 当時の南海ホークス野村監督も、「地理的にも大阪に近く、理想のキャンプ地だ。できれば半永久的に使わせてほしい」コメントしている。そのおかげか、パ・リーグが二期制になった初年でもあったその年は、南海ホークスは前期優勝を果たし、プレイオフでも阪急ブレーブスを
降して優勝を成し遂げている。

参考資料:朝日新聞1973年3月1日

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