このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

雁の巣球場

 雁の巣球場は福岡市東区奈多の雁の巣レクリエーションセンターに所在する。
 雁の巣には、1936年に雁巣飛行場(福岡第一飛行場)が開港し、戦前は朝鮮・中国・台湾を結ぶ国際空港であった。戦後は米軍に接収され、米空軍輸送基地となっていたが、1955年に基地の機能は停止された。1970年に一部返還地域に福岡市民のためのレクリエーションセンターが開設され、1972年に全面返還された。
 雁の巣球場の開設は1989年4月1日。ホークスがダイエーに買収されたのが1988年末、1989年シーズンから福岡県をフランチャイズにしているので、雁の巣球場はちょうど新生ホークスのスタートと期を同じにしている。
 雁の巣球場のバックネット裏からセンター方向を見ると、スコアボードの左に博多湾を越えて遠くに福岡ドームがみえる。雁の巣から多くの選手が若鷹として福岡ドームに向けてはばたいている。
 なお、南海ホークス時代のファームは中モズ球場。中モズといい、雁の巣といい、ホークスといい、鳥関係がここまで集まれば見事なものである。

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