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福岡ドーム ホークスゾーン
福岡ドームについては改めて書くほどのものはありませんが、福岡ドーム内には「ホークスゾーン」というコーナーが設けられてあります。そこにあった記述を抜き出してここに書こうかと思います。
1982年7月28日朝日新聞日刊16面
福岡で設立の動き 九州プロ野球会社
二十七日,九州の商社「鐘商」(福岡市中央区赤坂)の西本菊男社長(38)は「新球団の母体となる九州プロ野球株式会社を八月上旬に設立する」と話した。これまで新球団設立について多くの構想が浮き沈みしているが,初めての具体的な動きだ。
西本社長は,ライオンズが西武へ身売りした時の,クラウンライター社長で,田中六助自民党政調会長の主宰する政治研究会「新世代研究会」の事務局長。同社長によると,新会社は資本金一億円で,事務所は鐘商内に置く。新球団は平和台球場をフランチャイズに,セ・リーグ加盟をめざすという。
だが新球団の実現に問題点は多い。球団を増やすなら日程編成上八球団が必要だし,プロ野球機構の規則で,各球団,セ,パ両リーグの会長で構成する実行委員会の四分の三以上の賛成が必要になることなど前途は多難。同社長は,九州以外の一,二の市で同じく設立の動きがあるとしているが,地元財界の支援の取り付けなど,まだ未定の部分も多いようだ。
1988.10.1 南海からダイエーへ
南海からダイエーへの球団譲渡とフランチャイズの福岡移転が正式に承認され、福岡ダイエーホークスが誕生しました。監督は、南海の杉浦忠監督。新球団は11月1日からスタートします。これを受けて、福岡市や球団誘致市民会議がさっそく支援を約束。念願だった市民球場の誕生に歓迎ムードが盛り上がりました。
1986年4月 | 福岡青年会議所が、市長に球団誘致要望書を提出。 |
1986年7月 | 市民総決起大会を開催、福岡プロ野球誘致準備委員会が発足。 |
1986年9月 | 準備委員会がプロ野球コミッショナー、セ・パ両連盟に球団誘致の要望書を提出。 |
1987年7月2日 | 福岡市議会が全会一致でプロ野球団誘致を決議。 |
1987年7月24日 | 福岡県議会が全会一致でプロ野球団誘致を決議。 |
1987年9月27日 | 福岡プロ野球誘致準備委員会が発展解消、市民球団誘致市民会議を設立。 |
1988年1月 | 市民球団誘致市民会議事務所がオープン。 |
1988年5月 | 市民球団誘致市民会議の会員が5万人を突破。 |
市民球団誘致市民会議が市長に球団誘致推進… | |
1988年8月 | 西日本・読売・報知の3新聞が、南海のダイエーへの球団譲渡を確認。 |
1988年10月 | プロ野球実行委員会・オーナー会議で新球団が正式に承認される。 |
親子で見たい新球団−福岡にプロ野球球団を− 請願書名簿
近年、サッカー、ラグビーなどのスポーツが増加の一途をたどっていますが、中でも根強く大衆を魅了しているのがプロ野球です。
野球は子どもから大人までそろって楽しめ、野球を通じてフェアプレー精神、チームプレーの大事さを学ぶことができます。
特に、かつての西鉄ライオンズのような地元球団があれば青少年の健全育成はもちろん、福岡の象徴として地域の人々の心と心をひとつに結びつける社会的意義は非常に大きいと考えます。
そこで全九州に愛される新しい球団の出現を願い、プロ野球球団の福岡誘致を請願します。
社団法人 福岡青年会議所
1992.10.1 平和台最後の日
43年間にわたって地元球団を支えてきた平和台球場。ダイエー−近鉄の最終戦は、平和台でのプロ野球最後の試合となりました。緊迫する試合は1−0でダイエーの勝利。観客席ではウェーブがいつまでもなりやまず、グラウンドをまわる選手たちに無数の紙テープが投げられました。ファンや選手たちの胸に幾多の思い出を刻んだ平和台球場は、その歴史を福岡ドームにバトンタッチすることになったのです。
(写真)23年間にわたるプロ野球生活にピリオドを打つ最終打席を終えた門田博光選手。
「ホークスゾーン」には南海ホークス時代に優勝した時のペナントやユニフォームなども飾られています。もともと岬町のみさき公園内にあったホークス史料館にあったものを移転したものだと記憶している。みさき公園は南海電鉄グループの遊園地であるので、ここに南海ホークスの有史をおいたのであろう。史料館としては、南海電鉄の特急「こうや」が使われていたのがこころにくい。このことについては綱島理友氏の『プロ野球の素』にも載せられている。しかし、氏は肝心なミスをおかしている。というのは、みさき公園は和歌山県にあると書いているのだ。確かにみさき公園は大阪よりも和歌山の方が近いのだが、岬町は大阪府である。
参考文献 : 綱島理友(1990):『プロ野球の素』マガジンハウス,169p.
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