このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

新日鉄大谷球場

 大谷球場が完成したのは1928年4月1日である。現在は新日本製鉄八幡製鉄所の施設となっている。
 八幡製鉄所は当初は官営の製鉄所であったが、1934年に第一次世界大戦後の産業合理化によって他の製鉄会社と合同し、日本製鉄株式会社となった。第二次世界大戦後、経済力集中を排除する政策により日本製鉄は解散し、1950年4月に八幡製鉄株式会社として再出発した。1969年に富士製鉄と合併し、新日本製鉄株式会社が創立し、現在に至る。

 大谷球場は北九州5市のなかで最初にできた本格的野球場である。設計は明治神宮野球場を範にとり、外野は芝植えで芝植えで、グラウンドコンディションのよいことでも知られた。
 八幡製鉄野球部が結成されたのは1924年のことで、最初は「オール製鉄」の名称で対外試合をしていた。正式に野球部になったのは1926年。都市対抗野球では1937年(第12回)と1954年(第25回)に優勝を遂げている。
 門鉄との試合は1925年から始まっていたが、正式の定期戦となったのは1927年からである。この定期戦は「製門戦」と呼ばれ、北九州の名物行事となっている。この定期戦は現在でも春と秋に行われている。

参考文献
北九州市史編さん委員会編(1986):『北九州市史 近代・現代(教育・文化)』北九州市,1034p.

チームチーム
1946818グレートリング904306中部日本
1946818阪急403507ゴールドスター
1951420西鉄ライオンズ5015010毎日オリオンズ
1951529西鉄ライオンズ816208阪急ブレーブス
1951815西鉄ライオンズ1007007阪急ブレーブス
1952327西鉄ライオンズ1005204大映スターズ
195395洋松ロビンス611616読売ジャイアンツ
195395洋松ロビンス5005212読売ジャイアンツ
195446洋松ロビンス812306阪神タイガース
19551012西鉄ライオンズ1003818トンボユニオンズ
19551012西鉄ライオンズ402818トンボユニオンズ

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