このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
先月半ばのことですが、友人ことKey1先生が大学時代の先輩からカメラを一式借りてきました。それも銘機「Nikon F4S」です。 何度か触らせてもらいましたが、ずばり結論から言ってしまえば「良いなぁ〜」の一言です。 今まで何故か「F4」シリーズには恵まれず、手に取ったことが全くなかったのですが、やはりニコンの一桁機です。 ファインダーをのぞいた時の安心感は何とも形容しがたいものがあります。 しかしカタログを見て驚いたのですが、「F4S」って「F5」よりも重かったとは。 ということは「F4E」になると更に凶悪無比なことに…。この辺りもやっぱりニコンの一桁機ならではですね(汗)。 この「F4S」は史上最強のMF機などと言われておりますが、このファインダーを見てしまったら素直に納得です。 残念ながら「F5」でも太刀打ちできません。そのぐらいに良いファインダーです。実に悔しいほどですね(笑)。 あとはAi-sレンズでもマルチパターン測光が可能なことですね。ニコンMFレンズを最大限に使い切れるボディです。 MFレンズでマルチパターン測光をして、TTL調光でフラッシュを焚こうという実用機は「F4」か「FA」ぐらいなものですか。 どちらも個人的に欲しい機種なのですが、惜しむらくはプラ外装だということ…。 今回「F4」で個人的に気になったのは、ほんの僅かな露出の差でした。 「F5」の露出に対して、「F4」の露出計では1/4段シャッタースピードが低速なのです。 祖父の持つ「F3HP」や「F2フォトミック(完動品)」では世代差を感じさせずに「F5」と同じ露出値を叩き出したのですが…。 固体差か、それとも「F4」に限ったことなのかは判りませんが、この事だけがちょっと気がかりでした。 ちなみに私の「FE」でも、ややこしい光線下でもない限りは殆ど「F5」と同じ値になります。 もっとも、キヤノンの世代間による激しい露出差から比べると、かなり小さな幅なのですが。(ここ、テストに出ます) そんなこんなで今、キヤノンユーザーのKey1先生に私のレンズがレンタルされています。 (本人曰く、こうもりカメラマン) もっとも一緒に撮影に出かけた時は、その時私が使っていないレンズも貸しております。 これで先生がニコンに鞍替えするのでしたら、貸した甲斐もあるというものですが、中々落城しそうにありません。 とりあえず今貸出し中のレンズは「Tokina NEW AT-X270AF PRO」の大口径標準ズーム1本です。 その内先生が「Tokina AT-X280AF PRO(EOS)」に走るかどうかが、物凄く楽しみです(悪党)。 ニューレンズを使い始めて一ヶ月程になりますが、使い勝手も上々で撮影は快適です。 85mmは大口径望遠ズームレンズ内に含まれる焦点距離。20mmは今までにない超広角域。 いずれもその画角が新鮮で、使うのが実に楽しいのです。 もっとも、20mmに関しては構図という点でかなり使いこなしは難しいのですが。 それにズームレンズと違い、レンズ交換という手間はかかりますが、フットワークは抜群です。 ファインダーが明るく、ピントが追いやすいということも、やはり撮影という行為には物凄い利点です。 確かに大口径ズームレンズは便利で良い物なのですが、振り回すにはやっぱり大きいとも感じます(もぅ慣れっこですが)。 かと言って一般的な標準ズームレンズではどうしても暗さが付きまとい、便利さと表現の幅との交換になる感があります。 もっとも昨年中頃からは、ズームに頼らずに自分で動いて撮ることを心がけてきたこともあります。 その為よほど広角域が必要にならない限りは、50mm1本で撮影を通していたこともあります。 勿論サッカーなどでは、大口径望遠ズームに2倍のテレコンバーターで撮っていますが。 それでも最近は「実は単焦点でも良いのでは?」と、思い始めています。サンニッパ…憧れです。 大口径ズームを初めて手にした時は「何って便利で重たいんだ〜♪」と感動した物ですが。 なんだか…かなり贅沢なことを言い始めています(汗)。大口径標準ズームは貸出し中ですし。 その昔28-200mmレンズと50mmの2本しかAFレンズが無かった頃。 高倍率ズームの便利さと、単焦点レンズの明るさを重宝していたこと。 大口径ズームを手に入れてからしばらくして、50mmレンズの面白さを認識したこと。 更に2本の単焦点レンズを入手してから、単焦点レンズとズームレンズのそれぞれで足りないところを補い合えば良いと思えるようになりました。 そう思えるようになった為、一向にデジタルカメラには手が届きません(涙)。 きっとデジカメよりも先に「AiAF Nikkor 35mmF2D」や「MH-30 & MN-30」に走るのではなかろうかと…。 まさに尽きぬ欲望の真っ只中です。 同じく増備した「MF-28」による撮影情報の追加は、私にとってはかなり便利です。 まずフォトセクレタリーで読み込むデータにも撮影年月日・時刻の項目が追加されます。 後々の撮影データの整理・フィルムの検索が物凄く便利になりました。 また、コマ間に写し込んだ撮影年月日・時刻により、撮影データとの照らし合わせ効率が格段に向上。 これらに伴い、ネガ・ポジ共に整理が非常にやり易くなりました。 あと物凄く小さな点ですが、「DK-2」を追加しました。これ、結構便利です。 ただ、フィルム交換の際に裏蓋と干渉するのがちょっと難点ですが、これも慣れの問題ですね。 …そう言えば「FE」。スクリーンを換えてから、まだ撮っていなかったりして…(汗)。 で、では…今日のカメラなお話はこれにて。再見!! |
いきなりですが、レンズが増えました。 唐突と言うほどではないのですが、念願の単焦点レンズを入手しました。 「AiAF Nikkor 20mmF2.8D」「AiAF Nikkor 85mmF1.8D 」という、少々マニアックな2本です。 そしてこの2本と、今までのAFレンズで北海道を撮って来ました。 リバーサルフィルムが6本。現像代で死滅は必至です。 現段階では、北海道でのフィルムは1本も現像に出ていない為、その成果は全くもって不明です。 その為、写りがどうこうといった話しは(元々)一切出来ませんが、使った感じは大変に良好です。 特に「AiAF Nikkor 20mmF2.8D」はピントリングに確かな重さがあり、MF時でもまったく違和感なく使えます。 その上AFでのピント合わせも素早く、ストレスを感じさせないので、大変にありがたい代物です。 一方「AiAF Nikkor 85mmF1.8D」には、ピントリングにAFレンズ特有の軽さがあります。 しかし、AFを多用するなら全く気にならず、MF時でも困ることは特にありません。 きっと「何を今時、単焦点でなくても…」と、言われる方も居られることでしょう。 それでもズームレンズばかりを使っていた私としては、小さく軽く扱いやすい単焦点レンズにはどうしても惹かれます。 「PENTAX Limited Series」のレンズほどではないにしても、やはり心惹かれるものがあるのです。 あと、フィルター径も小さめですし♪ レンズとは別に、個人的にはある意味レンズ以上に重要な物を装着しました。 それはデータバック「MF-28」です(無駄!?)。 別段、コマ間に写し込みがしたかった訳ではありません(それ自体、とても便利ですが)。 カメラ本体に残せる撮影データ内容の充実と、オートブラケティングの幅・量の拡大が狙いです。 何年何月何日何時何分何秒に撮った。そこまで残せるようになると向かう所無敵のようです。 難点はフォーカスセレクターのパッドが少し遠くなったこと。 少々図体が大ききくなったこと。そしてファインダーをのぞいた時に鼻が当り易くなったことです。 しかし使えば使うほどに便利です。どこまで使いきれるかは判りませんが、撮影表現の可能性(楽)の拡大に感謝です。 現像前の今、一つ心配なことがあります。それは今回の撮影に使用した三脚の問題なのです。 自分の三脚ではなく、父親から借りた三脚だったのですが、どうにも剛性感不足。 現像から帰って来たフィルムにブレが発見されたら、8割は三脚に起因していることでしょう。 そんな訳で、自前の三脚を持って行かなかったことを激しく後悔している今日この頃です。 やはり使い慣れ、良いも悪いも知り尽くした三脚でなくては安心して撮影できません。 よって、次回の課題として、深く心に刻んでおくことにします。 確かに荷物になってしまいますが、皆さんも出来る限り自前の機材で撮影致しましょう。 では今日のカメラなお話はこれにて。再見!! |
「FM3A」を買えない・買わない身の上ですが、「FM3A」用のファインダースクリーンを購入しました。 とりあえず世間の噂として、旧型よりも明るくなっていると聴いていましたが、実際にはどうなのか? 実験すべく、手持ちの「FE」に「NewFM2・FA・FE2」用の「E2(方眼マット)」スクリーンを装着。 レンズは「Ai Nikkor 50mmF1.2S」を装着してヨドバシカメラへ。 本来ならば暗めの「Ai Zoom Nikkor 28-85mmF3.5-4.5」の方が良かったのかも知れませんが、一番使いなれたレンズで試すことに。 店員さんに頼んで、店頭デモ機の「FM3A」にデモ用の「Ai Nikkor 50mmF1.2S」を装着。 色々な条件下で交互にファインダーのぞき比べること10分。 結論:明らかにフィンダーが綺麗になっています。マット面のザラザラした感じが大幅に減っていました。 「E2」スクリーンだと、ファインダーでのピント合わせの際に、被写体との間に1枚余計な物を感じてしまうほど。 それほどに「FM3A」標準装備の「K3(スプリットマイクロ)」スクリーンを綺麗に感じました。 よって即座に「FM3A」用の方眼マット、「E3」スクリーン購入を決断しました。 実際に「E3」スクリーンを装備して気付いたことが更に一つ。 方眼の線そのものが「E2」型よりも確実に見やすくなっています。 特に線が太くなっている訳ではないので、色が濃くなっているのでしょうか? なんにせよ、只でさえファインダーが見やすくなったので、これには両手を上げて万歳です。 そんな新しいファインダースクリーンを投入するニコンに感謝。 そして新しいスクリーンを使うことの出来る「FE」にも感謝です。 全く新しい物にするのではなく、少しづつ改良して行くことって、難しくて大変なことなのでしょう。 ニコンにはこれからも「FM」シリーズを続けて行って欲しい物です。 でも、「FM3A」は「FE」が死ぬその日までは買わないと、心に誓いましたが(笑)。 まぁ、もしマニュアル機を買うことがあるとするならば「F3HP」か「F4」か…「F」? しかし、使っていないスクリーンが増えるのも問題ですねぇ…。 「F5」用「EC-B」が1枚。「FM・FE」用「K」型、「NewFM2・FA・FE2」用「K2」型に「E2」型が1枚づつ。 どうしましょ…? あと、三脚が修理から帰ってきました。しし座流星群に無理矢理間に合わせてもらいました。 脚を固定する為のナットが締まったままだったのですが、原因はナットとパイプの双方にかみ合うパーツが死んでました。 そのパーツがパイプから脱落していた為、一番細い側の1本が伸びない状態だったのです。 これをベルボンの本社に叩き込んだところ、その部品の接着だけで済むということ。 接着に時間がかかるので時間が欲しいということでしたが、しし座流星群撮影の関係上ぎりぎりのスケジュールでした。 とはいっても、私が本社に引き取りに行くスケジュールの問題だったのですが。 なお、最初の見積もりの段階では部品代\500、工賃\1000に消費税の予定でした。 実際に受け取ってみると部品代で\525(税込み)だけで済みました。本社万歳です。 さて、本社終業直前に引き取りに行った私ですが、そこで更に注文を。 脚の抜けてしまった一脚の修理を、そんな時間に依頼しました。 これは部品交換・接着等無しで済むだろうという私の読みでしたが、ベルボンさんごめんなさい。 10分程で元通りになって帰ってきました。これは無償で修理してくれました。 その後早速修理された三脚を試すべく、新宿高島屋タイムズスクウェアのイルミネーションへと赴きました。 やっぱり、ちゃんと高さの出る三脚は良いです。快適その物です。 「パイプ交換したら一体いくらかかるのかなぁ?」「カーボンだから、そんない安くは無いよなぁ」 こんな今までの不安はすべて杞憂に終わりました。素直に修理に出すべきでした。 そんな訳で、もしもこれを見てしまった方が修理という自体に直面した場合は、 即座に見積もりを取りましょう(悩むのはそれからでも充分です)。 それも、出来るなら営業所や直営店が良いですね。いっそ本社に叩きこむのも良し! こんな感じで、今回のカメラなお話はお終いです。再見!! |
一眼レフカメラを持ったのが1999年の7月。祖父から貰った「Nikon FE」がそれです。 同時に2本のレンズも貰いました。 ニコン純正「Ai Zoom Nikkor 28-85mmF3.5-4.5S」と「Nikon LENS SERIES E Zoom 75-150mmF3.5」です。 本来ならば説明書のコピーも同時に届くはずでしたが、祖父は発送前に紛失(汗)。 その為手探りでこのカメラの使い方を勉強しました。 その甲斐あってか、何本位フィルムの装填ミスをしたでしょうか(笑)? あと撮影後に、フィルム巻き取りボタンを押さずに巻き上げてフィルムをちぎったこともあります(涙)。 今思えば7月一杯は、なんだかんだとトラブっていたような気がします。 ただフルマニュアル機ではなく、絞り優先オート機だった為、露出で失敗したことはありませんでした。 この辺りは「露出のニコン」様々と言ったところです。ピントは時間をかけて追い込んで行きましたし。 今にして思えば「FE」で絞りとシャッター速度の関係を覚えたようなものです。 追針式のメーターはとても露出表示が見やすく(夜にはまるで見えませんが)判り易いので、勉強になりました。 そしてここから私の泥沼のカメラライフ(修行とも言う)が始まったと言えるでしょう(合掌)。 同年8月17日に京都〜大阪へ旅行することが決まっていたので、出発前に中古でもう1本レンズを買いました。 神社仏閣の中ではフラッシュを使う訳にはいかないので、明るいレンズ欲しいと思っていました。 そこで「標準レンズで基本を勉強せよ」の教えに従って、純正の「Ai Nikkor 50mmF1.2S」を中古で購入。 装着後、ファインダーの明るさに驚いたのは言うまでもありません。 今でも「FE」で一番装着率の高いレンズは、「Ai Nikkor 50mmF1.2S」です。 同時期、新宿のカメラのキムラで「McMORE」の馬鹿でかいリュックタイプのカメラバッグが半額以下。 これを買って京都・大阪に背負って行くことに決めました。 またロゥプロのガンホルダータイプのカメラバッグ「Lowepro Topload Zoom 2」を購入。 そこに標準レンズと標準ズームの2本をセット。 このセットを標準セットを呼び(笑)、日常持ち運ぶようになりました。 当時はまだ普通にシャッターを切り、撮影枚数もそんなに多くありませんでした。 その為カット数が多くないのが今にして思えば残念です。 ちなみに、8月17日に大阪へ向けて出発してから22日に帰宅。 5時間後には山中湖に向けて出発し、25日に実にほぼ1週間ぶりに自宅に落ちつきました。 それでも、今とは比べるも無くフォルムの消費量は少ないです。と言いますか、それが普通の使い方なんでしょう。 今なら旅行中の1日に4〜6本は当然になってしまいましたし…。当時は平和でした(遠い目)。 その後は9月上旬にサンパックのストロボ「SUNPAK auto36SR」を購入。 そんなに使う物ではないのに、わざわざ買った自分が笑えます。 年末は12月にはモータードライブ「MD-12」を中古で購入。 「これで動き物の撮影も連続してできるようになるぞ」と、喜んだものでした。 中野のフジヤカメラで10台にも及ぶ「MD-12」の中から、値段と傷と感触を選び抜いて買いました。 ものの見事にただの馬鹿ですね。 ただギターでも同じ事をやっていまして、ようは「小山内はこんな奴だ」ということです(笑)。 「高くても良い物を長く」これが私の購買の基本です。 さて、99年12月末に実家札幌へ帰省しました。ここでベルボンのカーボン三脚「Velbon SHERPA1000」を購入。 カタログには載っていない物ですが、コストパフォーマンスの高さに惚れました。 どうもヨドバシカメラだけで扱っていたらしく、新宿西口本店でも随分気になっていた物でした。 対抗馬は同じベルボンの「Velbon Super Ace II」でした。 値段的にかなり近いのと、雲台はいずれ買い替えと言うことで「SHERPA1000」に決定。 購入と同時に、イルミネーションで飾られた夜の札幌を撮りに鉄砲弾となりました。 明けて2000年。夜に友人と車で小樽に向かい、小樽運河の撮影。 また朝から電車で出かけたり、親戚との食事前に大通公園で撮影したりと、見事な馬鹿っぷりを発揮。 「FE」を一番時間をかけて使っていた時ですね。それだけに、自分でも納得のいく物が何枚か撮れています。 また同時にこの頃「オートフォーカス一眼レフカメラ欲しい症候群」に陥っていた時期でもあります(笑)。 実家から戻り大学のテストが終了する頃、写真を撮る事よりも、新品・中古市場の調査ばかりでした。 中古ボディを買ってレンズも同時に揃えるか、ボディを新品で買ってレンズをしばらくMF用で諦めるか? 候補に上がっていたのがニコン「F90XS」「F100」、ミノルタ「α-807si」、キャノン「EOS5」「EOS55」の中古ボディ。 そして新品で買うならばニコン「F100」「F5」、ミノルタ「α-9」と、言ったカメラ達でした。 真っ先に候補から落ちたのがキャノンのカメラ達。 「EOS-3」「EOS5」「EOS55」と、性能・機能としてはかなり惹かれる物がありました。 「EOS55」はバッテリーの蓋に代表される作りの手抜き差加減。 「EOS-3」は値段に対してあまりにも軽すぎる操作感・質感になど。 キャノンらしい「物としての魅力が薄い」だったこともあり、「EOS5」以外は視野から外れました。 「F100」は当時はまだ価格がこなれていなかった為、「F90XS」「α-807si」「EOS5」でだいぶ悩みました。 なお、「F5」「α-9」を買うのは清水の舞台から飛び降りる事を意味しました(笑)。 一時は完全に「α-807si」を買うつもりで、ニコンはマニュアルに特化しようと考えていました。 ここで悩んだことは設計・発売の古さでした。 ●「F90Xシリーズ」は94年10月発表で、マイナーチェンジ前の「F90シリーズ」は92年発表。 中級機としては唯一、ワイドエリアフォーカスエリアながら1点測距のみの機体。 AFの性能にちょっと古さを感じたことと、操作系が旧世代の物となってしまっていること。 しかし露出精度の高さと、今までのMFレンズが使えることは物凄い魅力でした。 ●「α-807si」97年6月発表で、マイナーチェンジ前の「α-707si」は92年発表。 不満としてはややシャッターやミラーショックを大きく感じることと、合焦が遅く感じること。 レンズのラインナップに頼り無さをを覚えたことに、行く行く操作系が変わるであろうこと。 しかしそれ以外では過不足無く、内蔵ストロボの光量が大きいのも魅力でした。 ●「EOS5」は92年11月発表で、このクラスで唯一マイナーチェンジを行っていない機種。 しかし視線入力は別にいらなかったにせよ、5点測距と静かな動作には惹かれました。 超音波モーター使用のAFレンズが揃っているのも、魅力的でした。 EOS5の名誉の為に付け加えますが、一定幅で露出オーバーになり易い訳で、その幅を掴めば問題ありません。 ただ、外付けフラッシュ撮影では結構てこずるかも知れません。以上、実体験からでした。 あっ…。オーナーが「うるさいやぃっ!」と、睨んでおります(笑)。 実に長い間、この3機種間でブランブランと揺れ動いました(笑)。 貰い物から少しづつ揃えたMF機と違い、AF機はゼロから揃え直すので慎重にならざるを得ませんでした。 そうして決めた結果が「F5」です(爆)。見事に清水の舞台からバンジージャンプしました。 実際のところは、当時「α-9」に興味を持っていた父から若干の資金援助があった為でもあります。 父曰く「違うメーカーの最高機種を試すのもいいだろう」。こんないかした父に大感謝です。 とは言うものの、やっぱり高い「F5」ですからレンズにしわ寄せが来ました(その後のやりくりも同様)。 まずは標準レンズで「AiAF Nikkor 50mmF1.4D」を。 そして常用できるズームレンズということで、「Tamron Model 571D」を購入しました。 ニコンからも28-200mmのレンズは出ていますが、ちょっと高い。 また祖父が同じタムロンの28-200mmで、MF用を「F3」で使用していることもあり、とりあえずと思い買いました。 本音を言えば「純正F2.8大口径ズーム」が欲しいですが、これまた涙が出るほど高いもので、断念。 機材よりも腕を磨くということで、これら2台のカメラを使い分けながらの修行が再び始まりました。 なお、物はついでに純正フラッシュ「SB-28」も買って破産寸前に追い込まれたことは良い思い出です。 2000年3月中旬に購入した一式で、帰省した3月下旬の札幌・函館を撮りに撮っていました。 さすがに雪はもう終わりを告げていましたが、所々に残る雪が良いアクセントでした。 鉄道写真・風景写真。祖父より「PC Nikkor 28mmF3.5」を借りて父の建築写真撮影など、実に色々と撮っていました。 この時祖父より「ニコンおもしろレンズ工房」を貰い、この中の1本「ぎょぎょっと20」に惚れ込みました。 絞りはおろかピント固定の魚眼タイプのレンズで、周辺光量落ちはあるもののとっても楽しい1本です。 このレンズが原因で、私はこれ以降「魚眼レンズ欲しい症候群」と戦う事に(笑)。 「F5」を使い始めてから本格的に撮るようになったのが、サッカーです。 元々サッカーは見るのもプレイするのも好きだったので、是非撮ってみようと挑戦を始めました。 その結果、レンズが暗いとどうしても手ブレとの戦いになるので、一脚を購入。 「Velbon UP-4000」という一番安い一脚に、中古で自由雲台「Velbon PH-153」をセット。 少々しなる感じもありますが、入手が\2000だったので妥協して使っていました。 最近の「70-200mm F2.8」に2倍のテレコンバーターを付けた状態での撮影では、ちょっと心配にも。 もっとも、テレコンによる剛性の低下もありますので、後々の課題になります。 しかし、標準ズームでの撮影ならば、充分に使えるので重宝しています。 11月まではこれらの機材のまま、花火や夜景にスローシャッター撮影など色々と挑戦していました。 そして7月から、かねてより挑戦してみたかったリバーサルフィルムでの撮影も始めました。 その間も、水面下では「F2.8大口径ズーム」購入に向けた画策が始まっていました。 2000年10月末に、青森へ向けて撮影旅行に出かけました。 2001年3月31日で廃止になる下北交通と、未成線大間鉄道の探索の為でした。 この時私は、当時の機材の便利さと限界を身を持って実感したのでした。 ここにおける機材の限界とは、「Tamron Model 571D」の明るさや性能と言ったところです。 たった1本で28mmから200mmまでカバーするのはとても便利なレンズで、大活躍だったのです。 一方で、逆光への弱さや低照度時における取り回しにくさに不満を感じていました。 それらの事もあって、11月に相次いで2本の「F2.8大口径ズーム」を買う事になりました。 まず「SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX HSM」と、2倍のテレコンバーター「APO TELE CONVERTER 2x EX」を。 そして大口径標準ズーム「Tokina NEW AT-X270AF PRO」を購入。これでシステムとして一段落つきました。 それ以降はフィルターなどの小物類を少しづつ整備しているだけで、撮影に励んでいます。 でも「SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX HSM」も逆行には弱いですね。いつかは純正に…。 今現在、デジカメが欲しいとか色々欲しい物はありますが、差し迫った物はもう特にありません。 実際のところ、今使っている物で頼り無い物をグレードアップするくらいでしょうか。 ●カメラバッグ:MFとAFとを同時に運べる大きい物が欲しい。出来ればアルミバッグで。 ●一脚:「Velbon UP-4000」では頼り無くなったので、「GITZO G1564」が欲しいところ。 これ以上望むのは分不相応であり、今現在でも充分贅沢だと思っています。 でも、2001年7月下旬に発売予定の「Nikon FM3A」と「Ai Nikkor 45mm F2.8P」は非常に気になります。 「FM3A」は買えないにしても「Ai Nikkor 45mmF2.8P」は撮り歩き用に是非とも欲しい物です。 テッサータイプの薄さ・軽さは、物凄く魅力的です。 2001年3月末に行われた「フォトエキスポ」で触ってからというもの、ずっと頭の片隅から離れません。 ちなみに同会場で魚眼レンズ漁りを行っていた変な人は私です。 ニコンとシグマで新製品を試しつつ、魚眼レンズを頼む世にも変った行為。 ペンタックスでは前々から気になっていた「F Fish-eye 17mmF3.5-28mmF4.5」を試させてもらいました。 そして本当に欲しくなる駄目人間ぶり。 「ペンタックスのマニュアルボディでいいからぁ」と、のたまう始末。 コシナ・フォクトレンダーでは新製品「BESSR-T」を試して、トリガーワインダーに大はまり。 そして「FM2」に「COLOR-HELIAR 75mm F2.5SL(Ai)」を装着して、その良さを実感(爆)。 しかし、これでは尽きない欲望の道ですね。間違いなく泥沼に身を置いていると言えます(合掌)。 |
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