このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


詩織ちゃんの原点「ときめきメモリアル」





■恋愛シミュレーションゲームの金字塔『ときめきメモリアル』■

 「ときめきメモリアル」(通称「ときメモ」)とは、大手ゲームソフトメーカーのコナミさんが、 1994年にPCエンジン用ソフトとして発売した、自己育成恋愛シミュレーションゲーム。

 ゲームの舞台は、私立きらめき高校とその周辺の街。
 主人公(プレーヤー)が、幼なじみで家も隣同士の藤崎詩織ちゃんと、 同時に私立きらめき高校に入学するところからゲームはスタートします。

 このきらめき高校には、生徒達には憧れの、一つの伝説があります。
 ・・・校庭の外れにたたずむ一本の古木。
 卒業の日、この樹の下で女の子からの告白で生まれたカップルは、 永遠に幸せになれる・・・という伝説です。

 詩織ちゃんは、頭脳明晰でスポーツ万能な優等生。
 加えて、かわいくて優しいので、誰からも好かれるというアイドル的存在。
 そんな詩織ちゃんと同じ高校に入学したいとの思いで、必死に勉強して、 なんとかきらめき高校に入ることが出来た主人公は、きらめき高校での3年間、 勉強に、スポーツに、部活に励み、自分自身のレベル(パラメータ)を上昇させ、 また、体育祭や文化祭、修学旅行などの学校行事を通して、より一層仲良くなることで、 最終的には詩織ちゃんの理想の男性となって、 卒業の日に詩織ちゃんから告白されることを目指します。
 その告白の場所となるのが「伝説の樹」なのです。

 きらめき高校での3年間の中では、詩織ちゃん以外にも様々な個性を持った女の子達に出会います。 (詩織ちゃん以外に総数12人。)
 ゲームの進展によっては、この女の子達と仲良くなって、 最終的に詩織ちゃんから告白されなくても、この女の子達のうちの誰かから、 伝説の樹の下で告白されることがあるという、 マルチエンディングなゲームでもあります。

 1994年にPCエンジン版として発売されて以来、 次第に人気が上昇していった、この「ときめきメモリアル」。
 1995年にプレイステーション版に移植されてからは爆発的なヒットとなり、 各ハードで発売され、売り上げは170万本以上。
 その人気を受けて、CDドラマやラジオドラマ、小説やアニメなど、多彩なメディアへの進出と、 ヒロインの藤崎詩織ちゃんを始めとするキャラクターの女の子達の歌手デビュー、 そして実写映画化と、次々に実現したのです。

こうした人気を支える「ときメモ」ファンは、高校生から30代まで幅広い年齢層に広がり、 女性のファンが多いのも、恋愛シミュレーションという分野においては、 特筆すべき特徴とされています。

 キャラクターの台詞がフルボイスという、1994年には画期的だったシステムの採用と、 個性豊かで魅力的なキャラクター達。
 この「ときメモ」は、ゲームにおいて、「恋愛シミュレーション」という分野を確立した作品として、 ゲーム史に燦然と輝くとともに、今でも多くのファンから支持を得ているのです。



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