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2005/06/04展示


『それ、なあに?』(2001年)



・・・何とも久々の更新になりますが。(^^;;;
『おじちゃん、それなあに?』 『これはねぇ』・・・なんていう会話が聞こえてきそうな気がしたので、 このタイトルをつけました。
停車中の赤い電車と駅員がタブレットを受け渡しする際の1コマです。

ここは、今は無き名古屋鉄道(名鉄)谷汲線の北野畑駅。
名鉄谷汲線は、黒野(岐阜県大野町)から谷汲(岐阜県谷汲村(現岐阜県揖斐川町))までを結んでいたローカル線です。
地元の生活路線として、また終点の谷汲には、西国霊場の一つであり桜や紅葉の名所でもある谷汲山華厳寺があることから、 参拝や観光の路線としても利用されていました。
また、鉄道ファンの間では、大正〜昭和初期の旧型電車(写真の電車もそうです)が走っていることでも有名でした。
しかしながら、山裾や川沿いを縫って走る路線で、沿線人口が多いというわけでもないことから、自動車に押されて利用者も減少し、 惜しまれながらも、平成13(2001)年9月末で廃止されました。
この谷汲線、普段は全線が一つの閉塞区間(つまり、谷汲線内に1本しか列車が走れない)となっていましたが、 華厳寺の月命日や桜・紅葉のシーズンの土日には臨時のダイヤが組まれ、 途中の駅である北野畑で閉塞区間を分けていました。
つまり、谷汲線内に2本の列車が走れることになり、その列車同士のすれ違いを、ここ北野畑で行っていました。
その際、それぞれの列車の「通行証」としてタブレットの受け渡しを行っており、その撮影の際、偶然収めたのがこの写真です。

こうした風景も昔はよく見られたものですが、今では少なくなってしまいました。


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