このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

西日本鉄道6050形



6050形
 
 1993年より、5000形に替わる通勤型車両として投入された6000形は、1995年の新造車以降VVVFインバータ制御を採用し、6050形となった。5000形以来の「非対称型」のマスクを保っているが、5000形との併結はできない。初の4ドア車でもあり、アイスグリーンにボンレッドの帯を巻いている。先頭車の乗務員室扉脇に「VVVF」のロゴが入っているのが6000形との違いである。
 Tc1-M1-M2-Tc2の4両固定編成と、Mc-M-Tcの3両固定編成が存在し、2両固定編成を持つ6000形と併結するなどして4連・6連・7連・8連など多彩な運用に就いている。GTOサイリスタによるVVVF制御方式で、回生ブレーキとあわせ電気演算形電気指令式空気ブレーキ及びT車優先遅れ込め制御方式を採用している。今後の車両開発の基本となる新技術導入を図り、8000形をベースにした運転装置をさらにユニット化・コンパクト化し、シンプルで機能的なレイアウトを確立した。連結器も廻り子式密着連結器と電気連結器の採用で連結・解放の時間短縮をはかっている。
 車内はロングシートで、シートの色は3両固定編成がグリーン系、4両固定編成はピンク系となっている。編成の福岡寄りの車両の連結面に折りたたみ座席を設置し、ここを車椅子スペースとしている。何より4ドアというのが大きな特徴である。また半室構造の運転席を含め、客室から乗務員室越しに外の景色を見ることができる。
 運用は6000形と共通で、普通・急行・直行(朝ラッシュ時下り)に使用される。混雑緩和と停車時間の短縮を狙った車両のため、ラッシュ時の混雑の激しい列車を中心に投入されている。GTOサイリスタのVVVFインバータ制御特有の音がするのも特徴の一つである。4両固定編成5本20両と3両固定編成1本3両が在籍。

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