このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
短歌は奈良時代から詠み続けられている日本の文化であると、申し上げました。では、主な短歌の歴史を触れていきましょう。
【奈良時代】
万葉集・・・大伴家持によって編纂された日本最古の和歌集
主な歌人:柿本人麻呂、額田王、山上憶良
【平安時代】
古今集・・・日本で最初の勅撰和歌集。編者は紀貫之で、仮名序・真名序が書かれている。
主な歌人:六歌仙(小野小町・在原業平等)、伊勢
後撰集・・・梨壺の五人編纂による。以後、拾遺集・後拾遺集・金葉集・詞花集・千載集と勅撰和歌集が出される。
伊勢物語・・・最初の歌物語。在原業平と思われる男の一代記。
【鎌倉時代】
新古今和歌集・・・八代集の最後を飾る。藤原定家らが編者。
金槐和歌集・・・源実朝編。万葉調の歌が多く残されている。
【室町時代・戦国時代】
ささめごと・・・心敬による連歌の歌論書
【江戸時代】
狂歌・・・狂体の和歌で滑稽を詠み込んだもの
【明治時代〜戦前】
根岸短歌会・・・正岡子規主催。この頃から、短歌と呼ばれるようになった。それ以前は和歌。また、「うたよみに与ふる書」で紀貫之を批判。以後、万葉集を中心として見るようになる。
明星・・・与謝野鉄幹・晶子によって行われた浪漫主義の短歌。
【戦後〜平成時代】
大岡信・・・紀貫之を再評価した。
俵万智・・・「サラダ記念日」等を出版し、ライトバースを確立した。
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