このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 
心象系架空鉄道物語
里見電鉄へようこそ

 
 
00 里見電鉄概況 [1991(平成3)年頃]
 
 里見電気鉄道という名前を聞いたことがあるでしょうか?関東圏の人や、歴史または日本文学に詳しい方なら「千葉の鉄道会社?」と思われるかもしれませんが、里見電気鉄道は岡山県に存在する鉄道会社です。旅行誌を良く読まれる方なら、海沿いを行くアイボリーとコーラルブルーの電車の写真を見たことがあるかもしれませんね。それが里見電気鉄道です。
 
 里見電気鉄道の存在する岡山県は、交通の要衝で人口80万人の岡山市を県庁所在地とする中国地方東部の県です。そして里見電気鉄道のある里見地方は岡山県の県東南部に属し、中心都市は里見市。里見市は旧備前里見藩2万3千石の城下町として発展した町で、主な産業は窯業です。
 
 閑話休題。里見電気鉄道は、その里見地方を南北に結ぶ鉄道で、2つの路線を現在保有しております。それでは路線について紹介いたします。左の路線地図をご覧ください。

 まず右下、里見(さとみ)から安西(あんざい)、六倉(むつくら)、那古(なこ)、里見信乃(さとみしの)、犬懸(いぬかけ)、それから左上に向かって秋篠(あきしの)へ向かう里見本線。ただし普段は単に里見線とか本線と呼称されています。
 そして本線の中間駅、犬懸から右上に東条(とうじょう)へ向う支線が東条線です。
 

 それでは各路線について詳細を紹介いたします。
 本線の起点里見は、里見市の中心にあり、旧武家町の南端に存在します。そして安西駅は里見電鉄の車輌が集う車庫があり、運行管理室などがある運行上の重要点です。
 安西を出てしばらく行くと瀬戸内海が見えてきます。里見電鉄の象徴「海沿いを行く電車」の姿はここからです。次の六倉は、里見汽船との乗換駅。港の中にある駅で、駅舎は里見汽船と共用(業務は里見汽船に委託)になっています。
 六倉を出ると上り勾配になり、右左とカーブしながら電車は上っていきます。上りきったあたりで那古駅。那古駅を出ると、里見電鉄唯一のトンネルをくぐり山の中へ。
 国道2号線とJR赤穂線の下をくぐると里見信乃。赤いとんがり屋根の少し瀟洒な駅舎です。この駅は営業合理化のさい、委託化され旧駅長事務室を喫茶店に改装しています。
 里見信乃を出ると山間を縫うようになり、その後山陽高速自動車国道秋篠インターチェンジの脇をかすめて少し行くと市街地に入り犬懸に着きます。犬懸には東条線との分岐駅で、東条線の車輌を納める車庫があります。
 犬懸を出ると左にカーブし、田園風景の中に出ます。そしてまた家屋が増え始めJR山陽本線の線路により添うようになると終点秋篠です。
 里見線の所要時間は44分が標準。基本運行間隔は30分。列車編成はラッシュ時4連・閑散時2連が標準で、100形増備の結果、殆どの列車がクーラー付車が混じるようになっています。とはいえ、クーラー付車が1編成でも検査入場すると完全非冷房列車が出てしまうのはご愛敬。順調にいけば後数年で昼間時間帯は完全冷房化がなされるはずですが……。

 里見電鉄の唯一の支線、東条線。数年前までは浅田(あさだ)から耐火煉瓦の貨物輸送が行われていました。小型電機の重連シーンを撮りに来た鉄道ファンも多いでしょう。現在では小型の電車がゆっくり往復するだけのローカル線になりました。沿線にある静谷学園高校(しずたにがくえん)の通学輸送以外にまとまった需要が無く、将来的には、いささか心配な路線です。
 東条線の起点は犬懸。支線用の電車庫もあります。本線は山並みを避けるように北西に向いましたが、東条線は北上します。最初の桜坂(さくらざか)が静谷学園への最寄り駅。駅名に合わせてか大きな桜の木が駅にあります。
 山中に入って、東条線唯一の交換駅静谷口(しずたにぐち)。紅葉で知られる静谷神社への最寄り駅です。
 山を下りしばらく行くと浅田。東条線建設の元になった耐火煉瓦工場がここにあります。その後金剛川(こんごうがわ)を渡り進路を東に取りJR山陽本線と併走すると東条です。
 東条線の所要時間は16分が標準。基本運行間隔は1時間。列車編成はラッシュ時2・3連、閑散時1・2連です。規格の関係で小型車限定運用になっていて、クーラー付は1両もいません。

 それでは簡単ですが、路線紹介を終えさせていただきます。 


 
 さて、鉄道趣味誌風でも、公式サイト風でもない、ちょっと半端な里見電鉄の紹介です。土地勘がないと見にくいとか萌えられないとか言う意見があったので、少々鉄オタ気味な紹介記事を書きました。それにしても、こんな物で良いんでしょうか?
 
 以下直接路線図自体の話だという事と、下手すると萎えるかもしれないので反転表示です。
 路線図自体についてですが、実際のところ画才というものが欠片もない人間としてはこれが限度なのですが、「地形を入れて」「主要道入れろ」「新幹線はどこだ?」「市街地の表示を」とか言われそうですね。まさか「我が○○鉄道は兵庫方面から福山方面に路線を延ばしているのに描かれてないのはけしからん」なんて言いませんよね。いたら自動的にDQN指定しますので悪しからず(笑)。それに、基本的にウチに直接関係する地域に他の架鉄は存在しないんですから、多分。
 まぁ、それ以前に距離が比例してなかったり、JRは特にギザギザに表示されているとか、気になる点はいくつも出てくるのだが、一応無視することにしておきます。
 使用機材はウィンドウズ標準のペイント。文字入れにPixiaというフリーのペイントソフトを使いました。実のところ後者は完全に使いこなせてません。ほとんど文字入れ専用。まぁ、画像はほとんど加工しないので問題なし。加工する時はVix使ってるし……。しかしVixって閲覧ソフトのはずなんだけどなぁ。
 
 閑話休題。取りあえず路線図と実際の東備地方ついての解説。下の水色は片上湾もとい里見湾。ちなみにこの世界での赤穂線は、日生付近を最後に海の近くを走ってません。実際には里見信乃あたり(西片上)は数百メートルで海。(たぶん、見えないはずだけど)この世界では、少なくとも海から3キロくらいは離れています。実際の岡山県の地図を出して見ればかなり違う感じになっているのが、このラフな図相手でもわかるはず。とは言え、わからなくても問題ないような気がします。どね。

 
 
 
 
 
 

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください