このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
レストランアベニュー
カレーライス修行場
材料について
=具=
修行場と言うからには、まずは基本から攻めたい。つまり、牛肉、タマネギ、にんじん、ジャガイモである。
シーフードのバージョンならば、いか、エビ、アサリ、たこなどがいい。
山菜というのは異彩を放っているが、一緒に煮込んで、食べるときに煮込んでないものをトッピングする。
ほうれん草カレーというのもはやっている。ご飯を皿に盛り、ルーをかける前にソテーしたほうれん草とポーチドエッグを載せ、それからルーをかける。
今回の修行では、ビーフカレーを作るが、その他にコンビーフと牛ミンチを用意していただきたい。
=ルウ=
ルウは市販のものでよい。出来れば、メーカーの違うものを数種類集めたい。固形ルウでかまわないが、それ以外に粉末のものも求めておく。ガラムマサラという香辛料も出ているから、それでもよい。
=その他の材料=
ここからが大切である。
用意するものは色々ある。
まずは、ルウに混ぜ込むもの
である。
目指すは鮮やかな味わいのカレー。甘さを感じるほど舌にはまろやかで、しかもコクがあり、それらが香辛料のそれぞれの特徴を引き立てるようにする。
香辛料は数社のルウやガラムマサラを用意することで解決するが、では甘さやまろやかさは?
次のようなものを用意して欲しい。
まず、鰹節。これで出汁をとる。この出汁で、カレーを煮込むのだ。
ただし、吸い物のような出汁の取り方をしない。鰹節をぶち込んだら、あとはそのままでいい。だしがらの鰹節を取り出さない。
それから、チーズとバター。コクと味わいを引き出してくれる。
ケチャップとおたふくソース。辛さを和らげ、まろやかな味わいになる。
チョコレート。甘さを舌に残してくれる。
他にも色々入れたいものはあるけれど、とりあえずこれぐらいでいいだろう。あとは料理人の工夫次第だ。
もうひとつのポイントは
トッピング
である。
ここでは、色々なカレーショップで出てきたものをラインナップするほか、自分なりにためしてみたものも掲載してみた。
定番は、らっきょ、福神漬け、レーズン。
それから、ホイールコーン、水煮スライスのマッシュルームなどは、缶詰でよい。
スライスしたアーモンド、クラッシュパイナップル、みじん切りにした漬け物。漬け物の種類は好みに応じればいい。
細切りにしたのりは、食べる直前にフワリとかけるのがいい。
卵はゆでて、スライスしたもの。生卵はカレーの味わいを変えてしまう。生卵が好きな人はもちろん使ってよろしい。
ポテトチップを数切れと、クレソンも添えたいところだ。
お好みにより、キムチなどもオツである。この場合、ご飯の上にキムチを乗せてから、ルウをかける。
作り方
おろしショウガとおろしニンニク、そして牛ミンチ、ほぐしたコンビーフをサラダオイルで炒める。
タマネギのみじん切りなんかも一緒に炒めるとなおよろしい。
次に、具となる人参、タマネギ、ジャガイモ、牛肉を炒める。
このとき、粉末のカレー粉またはガラムマサラを入れて、一緒に炒める。
しんなりしたら、水を入れて、よく煮る。
灰汁が出てくるので、丁寧にすくい取る。
丁寧にすくい取ったつもりでも、もう少し出てくるから、あとちょっと煮て、また灰汁をすくい取る。
もうこれでいいだろうと言うところで、鰹節を放り込む。
適当な濃さ、辛さになるまで、各社カレールウを割り入れる。
チーズ、バター、ケチャップ、おたふくソースなどを入れる。牛乳を入れてもいい。
このとき、スイートになりすぎないように注意する。
よく煮込んで、チョコレートを入れる。チョコは、「あれ? もしかしてこのカレー、甘さがあるのかな?」という程度にしておく。
甘さを感じるものには、この他に、バナナ(輪切り)、リンゴ(摺っておく)などのフルーツも良い。
カレーは基本的に、煮込み料理である。よく煮るといい。食べる直前にルウを溶かし込み、混ざったら出来上がりというのは間違いなのだ。
出来るなら早めに作って、いったん火を止めて放置し、もう一度食べる前に火を入れて、粉末カレー粉またはガラムマサラを混ぜ込んで、出来上がり。
お好みのトッピングをしてね。
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