このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 第12章  北海道の廃線 根北線

北海道の国鉄廃線の中でも早い時期に過去帳入りした線区が
この「根北線」でしょう。
もともとは釧網本線の斜里(現在は知床斜里)と旧標津線の
根室標津とを結ぶ計画でしたが、結局は斜里−越川間が開業しただけで
そのまま未成線、そして廃線となってしまいました。
工事の際の強制労働や未成線区間最大の遺稿である越川橋梁は
あまりにも有名ですね。以久科駅は現在も畑の中に建っているようです。
越川駅は跡形もないようです。
廃止当初は越川−標津のバスもあったようですが、現在では斜里周辺に
残るだけだそうです。道路沿線にはたくさんのバス停跡があるようです。

さて、この根北線ですが、もしも開通していたらどうだったでしょうか?
沿線はすでに過疎地帯で、きっと全通しても地元客は望めなかったでしょう。
列車設定で考えつく優等列車は、せいぜい急行列車でしょうか。
網走−斜里−根室標津−厚床−根室(又は釧路)ということがまず
考えられます。ただし、途中停車駅があまりないでしょう。
特に根北線内に停車するような駅はないと思われます。
(開業区間で強いて言うなら以久科か越川?)

しかし、未成線というのは悲しいものですね。
北海道にはいくつもそのような予定線があります。
私としてはそれら全てが開通した地図というのを見たかった気がします。

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