このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 第八章 松山の路面電車

松山には今だに路面電車(「市内電車」と松山では言います)が走っています。
運行は伊予鉄道が行い、松山市内をぐるりとまわる感じで
路線ができています。路線名でいうと
「市内環状線」「本町線」「道後温泉方面」という風になっています。
ちょっと鉄道に詳しい方ならば次の二つのことはご存じかもしれません。
1.環状線「宮田町−平和通り一丁目」は普通鉄道に分類される。
(路面電車線に分類されない)
2.大手町駅踏切の伊予鉄道郊外線(高浜線)との垂直交差
特に、後者は全国でも珍しい交差例だそうです。

モータリゼーションの影響で全国の都市から締め出された路面電車ですが、
私は是非このまま残っていて欲しいと思います。
松山では市内電車は貴重な市民の足です。
事実、私もかなり利用するほうで、非常に便利だと思っています。
また松山の場合、道後温泉など観光地への重要かつもっとも便数の多い
交通手段ですので、廃止してしまうと松山の魅力も減ってしまうと思います。
(市内電車そのものも「観光資源」でしょう)
今の松山にとって路面電車は景色になくてはならないものですから。

さて、その乗り心地ですが。
スピードが出ると揺れます。横に。
大体、時速20kmで走っているのが普通でしょうか。
最近、追突・車との接触事故防止のためブレーキランプが取り付けられました。
常に一両で走っていますが、ラッシュ時(朝)は臨時便も運行されます。

環境問題・交通問題が議論される中、路面電車はまた脚光を浴びてきています。
私としても、路面電車をこのまま後世に残していけたらな、と思っています。

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