このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 第九章 北海道の廃線 白糠線

鉄道ファンならご存じ、終着駅が北への延伸を願って「北進」と名付けられた
路線です。結局、その願いも届かなかったこともご存じでしょう。
私としては一度乗ってみたかったなと思わせる廃線です。

もともと白糠線は白糠と池北線の足寄を結ぼうとした路線です。
上茶路まで開通したものの、その後は延長工事をされながら赤字が見込まれるため
なかなか開通に至りませんでした。しかし、結局運輸大臣の一声により
開通したいきさつがあります。しかし、足寄からの工事は中止、北進側からも
中止され、結局廃止されてしまいました。

私の手元にある昭和45年当時の日本地図には、確かに足寄までの
計画線がひかれていました。しかし、仮に開通したとして誰が利用するのでしょうか?
白糠線終点の北進(正式地名は二股)はほとんど人がいなかったようです。
当初、炭鉱があった上茶路も閉山とともに貨物輸送、旅客輸送ともに減少。
これではいずれ廃止でしたでしょうね。

現在、白糠町営バスが代替輸送をしています。
廃線跡の方も、資料をみる限り徐々に形を変えてきているようですね。

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