このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
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このページでは、プラレールの関連商品である「スーパーレール」を紹介します。
「スーパーレール」の存在については、'88年後期版のカタログで始めて知りました。
どうも、プラレールとトミックスの中間層を狙った商品のようです。
電源はプラレールと同じく単2電池で供給しますが、プラレールに比較してかなり精巧につくられています。
サイズはHOゲージと同じくらいで、結構でかいです。
結局どっちつかずの中途半端で消えていった商品なのだろうと想像していたのですが
ひょんなことから、このスーパーレールを手に入れることになりました。
で、実物を手にしてみると予想に反してよくできていることが判りました。
値段はちょっと高めですが、HOに比べればずっと安いです。
ラインナップを見ても結構渋い車両が揃っているではないですか。
では、なぜ消えていったのか?理由を考えてみました。
- (1)パッケージが地味
- とにかくパッケージが地味です。プラレールのポップなパッケージに比較してかなり見劣りします。
お店で見かけてもちょっと買おうとは思わないような地味なパッケージです。
この点はかなり重要ではないかと推測します。
- (2)線路の問題
- 線路と線路を結合する時、2本の線路を持ってエイっと力を込めてはめ込まないと硬くて結合できません。
初めて線路を敷設するときは閉口してしまいました。
また、線路はプラレールのように塩ビではなく、またHOのように鉄製でもない、硬質プラスチックなので
折れやすく、子供のおもちゃとしては適していません。
- (3)やっぱり鉄っちゃん道の中間地点
- プラレール→スーパーレール→Nゲージ/HOゲージという王道のなかで
やっぱり、中間地点という位置づけから独自の世界を築くことができなかったのでしょう。
プラレにはプラレの独自世界がありますし、N、HOの世界はいうまでもありません。
でも、スーパーレールを失った子供たちはプラレール→N/HOゲージというステップアップを
強いられ結構つらいものがあるのではないかと心配してしまいます。
ちなみに、私は昔も今も鉄分は少ないのでプラレールの世界で遊んでいようと思います。
以上のような理由で消えていったと思われる幻の「スーパーレール」ですが、その一端をご紹介します。
D51セット
D51のセットです。切り離しレールとリターンコントロールレールが付属しています。 切り離しレールは重要なポイントです。貨車の自動連結・切り離しができないとスーパーレールの魅力は半減です。
コースは基本的なオーバルコースと引き込み線です。
D51蒸気機関車
セット付属のD51蒸気機関車です。貨車は石炭車およびワムが付属します。
EF66電気機関車
EF66電気機関車です。EFつーくらいでちゃんと6軸あります。(但し動力軸は2軸だけ)
いちばんのお気に入りです。
スーパーレールは線路間にコントロールブロックをセットすることにより、車両通過時に自動的に 車両下面のスイッチを切り替えることができます。 EF66には正転/逆転、スピードHi/Loの2つの切替えスイッチがついていますので、
高速前進→前進/後退切り替え→高速後退→スピードHi/Lo切り替え →低速後退→貨車連結(または切り離し)→前進/後退切替え→低速前進 →スピード切り替え→高速前進
といった一連の動作が自動でできます。見ていてなかなか楽しいです。
後ろに写っているアーチ型鉄橋は長さこそちょっと短いですが、幅はプラレールと同じなので、プラレールの ブロックはしげたにぴったりはまって、プラレールのストラクチャとしても使用可能です。うーん、さずがトミー。
特急つばめ
151系だと思われます。ヘッドマークは「つばめ」のボンネット特急です。 EF66は6軸あったのに、この「つばめ 」は2軸しかありません。残念。 プラレールの「とっきゅう」と同じ日に同じお店で購入しました。 この日はボンネット特急デーだったのかもしれません。
トンネルもプラレールのものに比較してちょとリアルです。
プラレールのトンネルが400円なのに対してスーパーレールのトンネルは600円とちょっと高めです。 ちなみに、プラレールの大鉄橋が700円なのに対してスーパーレールのアーチ型鉄橋は750円です。
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