このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

1999  新 島 の 夏 

〜伊豆諸島の群発地震で多大な被害を受けた新島が一刻も早く復興できますように〜

 

99年夏に、仕事で新島へ行った際に、ちょこっと取ってきた写真をもとに紹介したいと思います。

調布にある、新中央航空のアイランダー双発機(9人乗りのイギリス製セスナ)に乗りこみ、新島を目指します。この双発機はなかなかの曲者で、離陸時と上昇中(7°前後の仰角で15分くらい)のエンジン全開状態時は強烈な爆音と振動に襲われます。ついでに気流の関係で、フワッとGを感じなくなるときがあって、まるでレールのないジェットコースターに乗っているような気分が味わえます。ただし、窓から見える景色は、絶景で上昇中は模型のように見える調布の町を見下ろしながら、やがて三浦半島全体が見渡せる高度になり、水平飛行に移るとやがて右手眼下の雲の間から、伊豆大島を見下ろせます。そうこうしている内、右手前方に新島の北側(若郷地区)が見えてきました。

(写真:新島の北側、若郷地区のあたり)

いよいよ着陸です。  

新島空港へは島を左手に見ながら上空を平行に飛びつつ、あれ!飛行場を通り過ぎちゃうの?と思った時に、おもむろに操縦士が90°ターンをして滑走路に進入します。90°ターンをすると、正面に有名な、羽状浦海岸(サーフィンの大会も開かれるらしいです)が広がり、また海岸から奥は崖状になっています。機体はまるで崖にまっすぐ突っ込むかのように降下しながら、滑走路を目指します。一定の降下率で進入しつつ、地表に当たると思われる瞬間に一瞬フワっと浮いた感じがして見事着陸は成功しました。(プロが操縦しているんだから当たり前ですよね。(^^;)

 

(写真:新島空港滑走路に着陸の瞬間)

初日の仕事が終わったあ〜

このオジさん、完全に酔っ払っています。夕食後に散々飲んだあげく、オレは釣りをするためにわざわざ新島へきたんじゃ〜と叫びつつ、民宿のお兄ちゃんにつり竿を借りて、夜釣りの様子です。この時、港の堤防には明かりが少なくて巡回中のおまわりさんに懐中電灯で照らしてもらいながら、仕掛けを作っていました(ハズカシー)。本人は一匹釣ったと言い張っていましたが、同行した人は誰も確認していません。明日は打ち合わせがあるんだから、さっさと寝てちょ。 ちなみに私と約1人は、オジさんと分かれてナイトドライブ(ただし軽トラ)を楽しんだのでした。

 

 

(写真:黒根港にて課長さん)

きれいな海ですねー  ウイークディのせいか人影もまばらでした。今回の地震災害で、どうなってしまったんでしょう?一刻も早く、地震が沈静化して島民の皆さんの生活が元通りになりますようお祈りいたします。

(写真:間々下浦から鼻戸崎に向かって)

湯の浜露天温泉

同行したSAM3氏が「入りたい入りたい」と言っておりましたが多数決で、[若郷を探検コース]になってしまいました。

羽状浦海岸です。右手に見えるグレーの帯状のものが新島空港で、写真には写っていませんが、空港の右側に新島の中心地本村があります。それにしても、かなり自然が残っており、すばらしい景色でした。

(写真:新島トンネル付近から羽状浦に向かって)

仕事人Sさん

今回も、お世話になりました。私を含めて5名は、飛行機で行ったのですが、Sさんほか3名は、機材搬入の都合のため、船にて来ていただきました。猛暑の中、作業を終わらせていただきありがとうございました。              (写真:民宿にてSさん)

いよいよ到着だー えっ?...ひぇ〜。

無事、仕事とも終わり、帰路も新中央航空の双発機を利用しました。もうすぐ調布の飛行場かな?などと思っていると、実は都内には強風が吹き荒れていたのでした(ちょっと大げさ)。操縦士が、エンジンを絞って徐々に降下体制に入ると、機体が次第に右左にローリングをし始め、最初は面白いと思っていたのですが、着陸寸前は上下ににも揺れはじめて、ビビリりました。(機体が突風を受けるとプロペラの風きり音が一瞬消えて、横に滑ります、ひぇ〜)

 

 

(写真:多摩川上空にて)

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