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AIR DO北海道国際航空関連記事(99年3月以降分 順不同)

 

0319■AIRDO就航3ヶ月(道新)


大手3社の特割攻勢によりAIRDOの3月第1週の搭乗率は70%台に落ち込んだものの翌週には再び80%台
を回復。大手の攻勢を跳ね返し、ほぼ以前の水準に戻った。
AIRDOでは、「道民の支援に加え、春休みで片道8000円のスカイメイトの利用が増加した」と説明している。
搭乗率もJAL、ANAで7割前後の搭乗率、JASでは50%代後半の搭乗率で推移しているのに対し、AIRDOは
ほぼ8割前後の搭乗率を確保している。
このAIRDOの高搭乗率を支える原動力にスカイメイトがある。通常運賃の半額で乗ることのできるスカイメイト
では元運賃の安いAIRDOは片道8000円と大手のスカイメイト運賃(12500円)より3割以上安く、3月のスカイメ
イト利用は1便当たり20-50人、多い便だと全座席の4分の1にあたる70人が利用している。
(AIRDO千歳空港支店長)
一方、他社では多くて10人程度、とAIRDOの健闘が目立っている。
大手各社は、マイレージサービスを行ってることを打ち出して戦略を立てているが、新千歳−羽田線では1000円
高い今の割引では乗客を取り戻せず、搭乗率が上昇しないため運賃収入の減少につながるため、今後とりうる
戦略としては、運賃を(AIRDOと)同額に設定するか、割引を止めるかのどちらかである。
(全日空)と話している。

0319■運賃据え置きへ(道新)


昨年12月20日の運行開始から3月17日までの平均搭乗率は、採算ラインの67%を大きく超える82%と好調である。
特に予約なしのスカイメイトや空港での航空券購入者が増加している。
その一方、羽田を早朝出発する便では搭乗率が50%を割り込み首都圏における集客対策が依然として課題で
ある。また、開業から現在まで冬期間にも関わらず欠航便は1便もなく、定時運航率(15分未満の遅れも含む)
は93%と大手並の水準を維持している。AIRDOでは「他社の攻勢の影響はそれほど大きくない」とみて、片道
16000円の運賃を当面据え置く方針であることを明らかにした。

0319■地方路線展開も検討へ(道新)


千歳市役所での記者会見でAIRDO・中渓正樹社長は「経営体力が十分に付けば将来は地方路線への展開も
考えたい」と述べ、新千歳空港以外からの道内地方空港へ参入する考えがあることを明らかにした。
時期については「急にできることではない」とし、明言を避けたが「(道民のための航空会社という)会社設立の
趣旨からすれば地方路線への取り組みを考えるべきだ」と強調した。

0307■JR東日本もAIRDO航空券販売に参入へ(道新)

JR東日本は、4月1日から同社の旅行センター「びゅうプラザ」全店でAIRDOの航空券を販売する事を
決定した。JR東日本の「びゅうプラザ」は178店あり、このうち首都圏は110店と取扱店数ではJTBの
約90店を上回り首都圏最大の販売店舗を持つ事となった。
JR東日本では首都圏の電車の中吊り広告4000枚を出す予定で、首都圏でのAIRDOの知名度アップに
貢献することが予想される。
ただし、今回の販売はコンピューターシステムの関係上みどりの窓口では行わない。また、JTBではほ
とんどのクレジットカードで航空券を購入できるが、JR東日本の「びゅうプラザ」では20数社のカードに
限定される。
現在首都圏でAIRDO航空券を取り扱っているのはJTBとJR北海道プラザ(東京・横浜・新宿・幕張<幕
張支店は近日閉鎖>)のみである。

0301■AIRDO累計搭乗者10万人達成(道新)

 昨年12月に就航したAIRDOの新千歳—羽田線の搭乗者数が2月28日、運航開始から71日目で累計
10万人に達した。好調な利用に支えられ、「見込みより約20日早く達成できた」(千歳空港支店)といい、
新千歳空港で10万人目の乗客に記念の花束が贈られた。
 
就航から同日までの累計搭乗率は82.8%と、当初見込んだ65%を大きく上回っている。このペースを
維持できれば、就航一年間の搭乗者は55万人余りと計画の約40万人を大幅に上回るが、「他社が大幅
な割引制度を導入する三月からが正念場」と気を引き締めている。

 

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