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過去記事2000年上半期

000922
■我孫子元副知事にエア・ドゥ会長への就任要請−道内経済4団体
【道新】

 北海道国際航空(エア・ドゥ、本社・札幌)が、経営基盤強化のために道内経済界から会長を
出してもらうことを求めている問題で、北海道商工会議所連合会(道商連)など道内経済四団体
首脳らは二十一日、元道副知事で北海道空港社長(本社・千歳)の我孫子健一氏(69)をエア・
ドゥの会長候補に決め、就任を要請した。同氏は前向きに検討する姿勢を見せた。

 伊藤義郎道商連会頭と武井正直道経協会長ら道内経済四団体首脳らが同日、藤井章治道
副知事らと札幌市内で協議、我孫子氏を最有力候補に決めた。

 エア・ドゥは今年七月十四日に、創業者の一人で「エア・ドゥの顔」として知られた浜田輝男
社長が急死したのに伴い、塚田耕一専務が社長代行に就任。しかし、同社は航空大手三社の
割引攻勢で厳しい経営が続いているため、会長を道内経済界から、社長を航空実務経験者
から招く方向で、道にとりまとめを要請した。

 これを受けて道が、経済界首脳らと協議を重ね、副知事経験者数人に絞りこんだ結果、航空
業務に通じているうえ、道観連会長、道経連副会長で道と経済界の双方から支援・協力が得ら
れやすい我孫子氏が浮上した。我孫子氏は二十一日夜、要請があったことを認めた上で、
「北海道空港社長との兼務が可能かどうかなど検討した上で、判断する」と語った。

 一方、後継社長候補は、道が運輸省を通じて日本航空OBを軸に人選。同省は社長を送り込
む前提として、道内経済界の後ろ盾を得た会長の就任を条件と考えており、会長人事が決まれ
ば、エア・ドゥの新体制のスタートに向けて大きく前進することになる。

またも日航OBですか…
AIRDOもこのまま日航の子会社になるのでは、と言う話もちらほら出てるようですし。
会長も金を持ってくる打ち出の小槌じゃないのですから…このまま経済界のおもちゃになってしまうのか?

 


000919
■札幌地下街ポールタウンにエア・ドゥ札幌営業所開設
【広報資料】

9月23日(土)にこれまで小学館ビル(大通西7丁目2-13)において仮店舗営業を行ってきた札幌営業
カウンターを「札幌営業所」に改称し、札幌地下街ポールタウン旧道新プレイガイド跡地に移転
することになった。
 新店舗は人員的にも従来の4名体制から所長以下7名体制とし、地下鉄大通り駅からも至便で
あることから、今までの予約・販売のみの待受け型店舗から周辺企業・法人等への営業活動も行う
積極販売型の店舗に機能を拡大することとし、今後はエア・ドゥグッズ等の店頭販売も行い、エア
・ドゥの情報発信拠点にする予定。

 狸小路入り口そばという立地条件の良い所ですから営業努力さえ怠らなければきっと良い結果が
出るでしょうね。(と言うか、出なければおかしい)
 あとは繁忙期に値上げしなければもっといいのですが。回数券も繁忙期は使えませんし。
私も今年の冬コミはまた大手3社使用になるかも…

000818■エア・ドゥの函館寄港を要請−函館の市民団体【道新】

 新千歳—羽田線を運航する北海道国際航空(エア・ドゥ、本社・札幌)の函館寄港を求める
市民団体「AIR DOの函館寄港を実現する会」(三橋誠事務局長)が十七日、同社に対し、一日六
往復のうち数便を函館に途中寄港するよう要請した。同社に寄港要請があったのは初めて。
 三橋事務局長がエア・ドゥ本社を訪れ、同社の塚田耕一社長代行に趣意書を手渡した。同事務局
長によると、道南の経済発展のためには函館—羽田の運賃値下げが欠かせず、新千歳—函館—
羽田ルートにすることで、函館—羽田の運賃を現状より三割ほど安くすることを期待しているという。

同社の竹村良孝・執行役員経営企画部長は「現在は二機態勢による経営安定に全力を注ぎたい。
経営体力に自信がつき、新規路線を検討する段階になれば、函館も候補になるだろう」と答えた。
同会は今後、署名運動や関係機関への陳情を行い、函館寄港を訴える考えだ。

現在、函館空港はAIRDOのダイバード用空港として指定されてます。
函館−札幌間の旅客はかなりの割合でJRが占めている状態ですので旅客的にはほとんど見込めないですし
千歳−函館間は低高度飛行のプロペラ機でも距離が近すぎるので迂回して飛行してる状況ですから
B767ではかなり迂回しないとならないため離着陸時の燃料、時間のロスを考えると経由便にするよりも函館
直行便の方が現実的ではないでしょうか。

この陳情は札幌側のことを考えてない100%函館側のエゴでしかないのでは…?

000818■エアドゥ、年齢制限なしの学割など新サービス導入へ【道新】

 新千歳—羽田線を運航する北海道国際航空(エア・ドゥ、本社・札幌)は十七日、新しい運賃割引
サービスとして、年齢制限なしで予約も可能な学生割引「DO学割」、二枚つづりの回数券「DOきっ
ぷ2」を今年十月一日から導入すると発表した。また、十月一日から三十一日までの特定便割引運
賃を九月の一万四千円から一万六千円に値上げする。
 「DO学割」は十二歳以上の学生が対象。通常期一万五千円、多客期一万九千円と、普通運賃よ
りそれぞれ三千円の割引で回数券より割安となる。スカイメイト運賃(二十一歳以下、一万二千円)
は空席のある場合しか利用できないが、DO学割は年齢の上限はなく、座席予約、搭乗便変更も
可能なのが特徴。「DOきっぷ2」は通常期のみ利用できる無記名の回数券で三万四千円(一枚片
道分一万七千円)。利用しやすい割引運賃の導入で搭乗率の向上を図る。

 一方、特定便割引の対象便は、早朝便が羽田午前七時四十五分発と札幌発八時の二便、夜間
は札幌発二十時三十分(木、日曜は二十一時二十五分)の一便。

大手でも得割便を使えば時期によっては最大50%以上の割引も可能なんですよね。
そんな中の9月からのAIRDO実質値上げ。ただでさえ苦しいときに果たして大丈夫なのでしょうか。
2回、4回回数券はすでにスカイマークで導入されているのでそれに習ったものでしょうけど、
盆暮れの帰省にしか使わない人には全く使いようがないですからね。

学生もスカイメイトの方が遙かに安く上がりますから学割を使うメリットってそんなにないと思いますが…

000714■ エア・ドゥ創業者の浜田輝男氏が急死−出張先の東京で

 道民出資による「道民の翼」をかかげ、一九九八年十二月に新千歳—羽田線に新規参入した北海道
国際航空(エア・ドゥ、本社・札幌)の設立発起人で、社長の浜田輝男(はまだ・てるお)氏が、十四日午前
-一時十八分、東京都内の病院で心臓疾患のため死去した。五十九歳。自宅は札幌市清田区真栄四ノ三。
通夜は十六日午後六時から、告別式は十七日午前十時から、ともに札幌市清田区北野三ノ三、北野
博善斎場で。

 

000705■エア・ドゥ 早朝便特割は千円値上げ(北海道新聞)

 北海道国際航空(エア・ドゥ、本社・札幌)は四日、羽田発の早朝便の特定便割引運賃を9月1日から
現在の片道13000円から14000円に値上げすると発表した。

 対象となるのは、羽田7:55発の1便のみ。特定便割引運賃は新千歳発の最終便にも
適用されているが、最終便は現在の14000円のままとなる。エア・ドゥは、9月から通常期運賃を現在
の16000円から18000円にする値上げを決めている。

結局他の3社もほぼ同じように追随してきましたね。もはやどちらかが屍れるまでのデスマッチか
妥協点を見つけて緩やかな共存関係となるか…戦いはまだ続く。

00627■運賃2千円値上げ、理解求める エア・ドゥ株主総会(北海道新聞)

 北海道国際航空(エア・ドゥ、本社・札幌)の株主総会が二十六日、札幌市内のホテルで開かれ、同社は採算性確保に向けた
二千円の運賃値上げを株主に説明するとともに、今夏以降、搭乗回数に応じて運賃割引などの特典を与える
マイレージサービス
インターネット予約などの増収策を実施することを明らかにした。

 エア・ドゥは同日、九月1日からの値上げを運輸省に届け出た。従来より二千円上げ、
通常期は18000円、多客期は22000円
値上げによる月当たりの増収効果は、九月だけで約二億円となる見通し。

 浜田輝男社長は総会で、出席した約二百三十人の株主に、値上げで本年度は三億六千万円の営業利益を確保し、2001年度の
単年度黒字化に道筋をつける、との業績目標を示した。ただ、
目標の前提となる年平均搭乗率は77.8%と前年度より9.1ポイント
も高く、株主から「運賃を上げ、なおかつ搭乗率を上げることはできるのか」など実現性に疑問の声も出た。浜田社長も「たやすく実現
する保証はない」としながらも「今後の営業努力(の成果)に期待している」と述べた。

 マイレージサービスは七月中旬から実施する。詳細は今後詰めるが、短期間に搭乗距離(マイル)がたまり、頻繁に利用しやすい
方式にしたいという。大手各社が導入済みのインターネット予約システムも、今秋に導入する予定。

 1方、同社は値上げと同時に、支援者や固定客向けの対策として、多客期を除き1回16000円の従来運賃で乗れる
四回回数券
を導入するが、このほかに通年で安く乗れる
株主優待券制度を九月末までに取り入れる方針も明らかにした。

お客が来ないから運賃値上げ。運賃値上げするとお客が来ない。お客が来ないから…
どっちがニワトリかタマゴか…?母体が卵屋だけに(笑)
私はこの値上げが吉と出る降参は0に近いと思うが。

00625■背景に「綱渡り経営」−エア・ドゥの運賃値上げ(道新)

 格安運賃を掲げて1九九八年十二月に新千歳—羽田線に新規参入した北海道国際航空(エア・ドゥ、本社・札幌)が就航以来初の
運賃値上げを決めた。その背景には、同社の「綱渡りの経営状態」(エア・ドゥ幹部)がある。「道民の翼」として熱い期待を担い、新千
歳—羽田線の航空運賃引き下げを生んだエア・ドゥだが、搭乗率の低迷や、資金繰りの悪化などで厳しい経営が続いている。格安運
賃の理念に反する運賃値上げは苦渋の決断といえる。
 (記事 森 奈津子)
 エア・ドゥは九月1日から通常期運賃を現在の1万六千円から1万八千円へ、多客期運賃を二万円から二万二千円に値上げするこ
とを決めた。運賃値上げは今年三月末の役員会でいったん決定したが、当時、エア・ドゥの支援者から「『低額、単1運賃』を掲げた
理念に反する」「裏切り行為」など強い反発を受け、浜田輝男社長が直前で断念し、延期した経緯がある。

 しかし、今回、値上げに踏み切ったのは、大手三社の割引攻勢で搭乗率が低迷し、二○○○年三月期決算で収入が予想を七億四
千万円も下回る六十二億五千万円にとどまり、累積赤字が三十四億円に膨らんだのに加え、七月十日の二号機就航に伴う経費増で
五月以降資金繰りが悪化した事情がある。

 同社は道民や道内企業などから集めた資本金約六十億円から、当面の運転資金を取り崩してしのいできたが、手持ち資金が底を
つきかけたため、運転資金約十1億円を道内行や大手行に緊急融資を要請。このうち北洋銀行が今月中に三億円の融資に応じ、
なんとか当面の資金を確保。こうした厳しい経営実態の同社にとって、運賃値上げはやむを得ない決断だった。

 社内では、運賃値上げの必要性は当初から指摘されてきた。整備や地上業務部門を持たず、委託先の日本航空への依存度が高い
エア・ドゥが、人件費をいくら低く抑えても高コスト体質にならざるを得ない。現実を重視する幹部の中には「設立当時の理念にひきず
られ、数字的な裏付けもなく打ち出したのが1万六千円の運賃」とし、「運航原価を考えない運賃だ」との批判もあった。

 北洋銀などからの借入金で当面の資金繰りのめどはたったが、抜本的な問題が解決できたわけではない。返済期限の1年後に
エア・ドゥが返済できる収益力をつけているかどうかは未知数だからだ。

 エア・ドゥが本年度に見込んでいる運賃収入は約百二十八億円。現行の運賃水準では、平均搭乗率83%(昨年度は68.7%)
という「
実現不可能な数字」(航空会社関係者)を達成しなければならない。

 しかし、通常運賃を二千円値上げしても、目標達成には、平均搭乗率78%という昨年度の実績より10ポイント近くも上回る高い
搭乗率が必要だ。

 今月二十六日に札幌で開かれる株主総会では浜田社長が、株主に対して運賃値上げについて理解を求めるが、今後も難しいかじ
取りが求められそうだ。

どこの航空会社を使うかは利用者の選択の自由だ。
しかし、ここでAIRDOを潰してしまったら3社は揃って値上げを強行するであろう。…競争相手はいないのだから。
今、どこの航空会社を使うべきか、その答えは北海道の将来のことを考えれば自ずから導き出されるであろう。
目先の安さに踊らされることなく物事の本質を見極めなければ賢いお客とは言えないのである。

0427■7月7−13日は全便・全席1万円−エア・ドゥ、2号機就航記念で【道新】

 新千歳—羽田線を運航する北海道国際航空(エア・ドゥ、本社・札幌)は26日までに、7月の二号機就航を記念して
同月7—13日までの七日間、
全便の全席の運賃を1万円とする格安の「二号機就航アニバーサリーチケット」を発売
することを決めた。
 エア・ドゥは現在1日六便(三往復)を、大人片道1万六千円の運賃で運航している。
二号機は7月10日就航とし、二機
体制に伴い1日12便(6往復)に増便する。

 「アニバーサリーチケット」は、二号機就航により1日当たりの提供座席数が現在の二倍の約3400席に増えることから、
首都圏でのエア・ドゥの認知度を高め、新たな顧客層を開拓するのが狙い。発売は搭乗日の二カ月前からで、搭乗日の1
週間前までの予約が必要。エア・ドゥが運賃を1万円まで下げるのは初めて。

 また、現在の1機体制では早朝便は羽田発午前7時30分の便に限られているが、二号機の就航に伴い、新千歳を
午前8時に出発する早朝便が加わる予定で、新千歳発の利用客の利便性が増すことになる。

はい、出ましたね某ハンバーガー航空会社のアイデアまんまパクリ(笑)
7月の上旬って閑散期に入れてもいいぐらいの客が少ない時期だからね…
必要なときには値段をつり上げぼったくり、いらん時だけ捨て値で売る。「吾にばっさり、ちけっと」

と、こんなことを書いてると親分のJALがもっとえげつないことをおっぱじめたようですな。
きっと値段を上げる話なら喜んで他の航空会社も横並び〜♪かと思ったら…。

0427■ お盆期間 新千歳—羽田線は大人片道3万円に−JAL【道新】

 日本航空は26日、7—9月の国内線運賃を運輸省に届け出た。お盆期間(8月10日—20日)の運賃を普通運賃より
1律2千円値上げする。すでに届け出ている全日空と期間、運賃とも横並びとなった。
 お盆期間の運賃は、新千歳—羽田線で
大人片道30000、帯広—羽田線は同34500円となる。

 また日航は、北海道国際航空(エア・ドゥ)など新規航空会社と競合する新千歳—羽田線と羽田—福岡線で、
特定便割引(特割)を大幅に増やす考えを明らかにした。設定路線数、割引率などは今月末をめどに決定する。

 このほか、
お盆期間を除く7月14—8月31日の期間中、2−9人のグループを対象に出発日の35日前
まで予約を受け付ける「ミニグループ前売り35」を新設。新千歳—羽田線の場合、大人片道運賃は23800円となる。

運賃自由化の弊害が見事な形で現れてきましたね。
普通に会社に勤める生活では完全に航空運賃の負担額が大きくなってしまいました。
その割には横並び体質は相変わらずの用だが(笑)

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