このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

留萌線を走る C12  〜北の大地に甦るドラフト音

来春からのNHK朝ドラ「すずらん」の撮影が行われた沼田町の恵比島駅へ行ってきた。
私が行った当日は日曜という事もあり沿線は道内外からのSL見物の人々でかなり混雑していた。

写真をクリックすると大きな画像が出ます。

深川駅にて撮影

深川からの一部エキストラやスタッフの方がここから乗車した。
客車はJR東日本の高崎から借り物。ただし撮影に際して車番などは
全て隠されている。サボには「行 萠 留」の表示。

 

こちらも深川駅にて撮影

留萌線と言えばC61が有名だが…
真ん中に見えるディーゼル機関車は「ノロッコ号」用の機関車。
普段鉄道に興味のない人々も此のSLの登場に興味深げである。

 

今回NHKの朝ドラ撮影現場の「明日萌(あすもい)駅」こと「恵比島」駅

さすがは世界のNHKである。駅舎から駅前商店街まで全てセットで構築している。
ちなみに「本物」の駅舎は右手の四角い板張りで隠蔽された小屋。
(劇中では便所として登場。ちなみに本物の駅舎は緩急車改造の掘ったて小屋。)

 

同じく「明日萌駅」の中

セットとはいえ非常に凝った出来である。
ここにある多くの鉄道部品は三笠の鉄道村から貸与されたもの。
とてもセットとは思えない。来春から留萌線で運行されるC11には似合うと思うのだが…

 

「明日萌駅」セット内部

まさに古き良き時代の国鉄駅そのままである。(劇中の時代は大正だが…)
中に貼ってあるポスターや鏡などの細かな所にもきちんと配慮がされている。
しかしこの駅舎も撮影が終われば撤去だそうだ。何とも勿体ない…

 

恵比島駅へ向かうC12牽引列車(写真は若干補正してます)

留萌線にはターンテーブルがないので帰りはバックで牽引である。
雪景色の中、山道で汽笛を慣らしつつ、雪に吸い込まれるようなくぐもったドラフト音
を響かせて軽やかに峠を降りてきた。

 

上に同じく

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