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7113頁 → 非更新必死部隊 → 非更新必死活動 →2003年6月19日
この日もまた、必死な人達が居ました。こうして非更新車が消えていこうとしている今、
私達以外に必死な方はどれだけ、もしくは…一人でも居るのでしょうか…
引越しの用事も兼ねて色々とうろつく。途中、羽倉崎検車区を覗くと、 そこには車内清掃中の1003Fが待機していました。 今迄とは違った意匠の案内表示が目に付いたわけですが…
事前に発見し、運用がわかっていた7109Fに乗車。
撮影・吉見ノ里2番 | |
7113Fを目撃したみさき君から情報が入る。運用を調べてみると… 12日の7109Fと同様、最終上り羽倉止めの運用。 新居の掃除をしていたわけだが、こんなことをのうのうとしている場合ではない。 サッサと片付けて、泉佐野から6611列車に乗車。 既にみさき君もこの列車に乗っていた。仕事帰りに捕獲したようだ。 なんていうか必死だな…
撮影・樽井3番 | |
7113Fにとってはこの日最後のなんば行き。 暫し時間を置いて、なんばへと上がって行く。 | |
車内を撮ってみたり。 緑の床に、木目の壁、タマゴ色に変色した天井。 椅子が灰色なのが惜しまれる。 | |
和歌山市方は7105Fの片割れであった7856-7106。こちらは赤シートが残っており、 微妙にマダラな編成を成しています。
この7856をはじめ、この編成は全車にドア押さえが付いていたりするのだが、 7109など、何故か付いていない車も存在する。 押さえがない個体はドアがかなり暴れるので、録音が好きな方はお気をつけて… | |
灰シートと赤シートのコントラスト。 | |
後々わかったことですが… これが最後の樽井折り返し運用となったのでした。 | |
この日は台風が近づいており、自宅で待機する間にも徐々に風が強まっているのがわかる。 明日は仕事なので今のうちに仮眠してその時を待つこととする。 時間が来た。外は物凄い風だが…関係無い。 必死部隊たるもの、これくらいの風は屁でもない…筈?
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23時。風が渦巻く淡輪駅。 本当、自分の必死さに笑えてくる。
しかし世の中もっと必死で撮影してはる人も多々居られるわけで… 今まで見て回ったサイトでも、今から消えようとしている車輌を 追いかけるのに必死な人をたくさん見てきました。 遠路はるばる飛行機で飛ぶ人、撮影のためにその系列が走る区間の定期を買う人。 モニタの向こうで「よぉやるわ」と思っていた私が、今こうやって必死になったりしています。 | |
そんな私の必死な日々も、もうすぐ終わろうとしています。 さぁ、電車が来ました。解析通り、本日の最終上り電車になります。 みさき君は録音機材まで持ち込んでかなりの必死振りです。 | |
和歌山市まで電車を使うのは久しぶりです。 和歌山港の花火以来でしょうか。
紀ノ川鉄橋を越えます。向こうには紀ノ川大橋が見えます。 みさき君は携帯を延々と使うDQN兄ちゃんやビニル袋をまさぐる女性に 録音を妨げられてちょっと大変だった様です。 | |
さぁ、和歌山市着。必死活動開始です。 改札を通って、向かいのホームに立つ。 | |
容赦無く撮る、撮る、撮りまくる!! 乗車位置を掲示する板がちょっと目立ちます… | |
7106側からも。 同様の画像が延々と続きます。
ここで最終電車についての放送が流れる。 取り残されると大変なのでここらで移動開始。 | |
和歌山市に在線するのも あと少しの間となりました。 さぁ、間もなく発車です。 | |
和歌山市構内を後にする。 この編成にとって、これが事実上 最後の和歌山市となったのでした。 | |
なんとなく孝子… 車内はおっさんとヤンキーのねぇちゃん。 ほぼ貸し切り状態です。 みさき君は録音に勤しむ。 | |
淡輪着。ここで降りずに羽倉崎まで乗り通して、 最終の区急和歌山市行きで帰ります。 わたしら必死です | |
と、鳥取ノ荘でヨッパが乗ってきた。どうやら寝過ごしてなんば方面に帰れなくなったようだが… ここでヤンキーのねぇちゃんに絡む。ねぇちゃんケラケラ笑いながら話を聞く。 傍から見ればこの時間帯にありきな暖かい光景なのである。 私としてもこういうのっていいよなと思いつつも、こっちは必死で録音厨なんですな。 あ ん た 等 の お か げ で 要 ら ん 雑 音 入 り す ぎ な ん で す が… | |
DQNは樽井でサイナラ。こちらは最終電車を楽しむ。 さぁ、遂に終点の羽倉崎に電車はさしかかろうとしています。 | |
今日の7113Fの仕業も終わろうとしています。
そして、これが7113Fの最後の客扱いとなったのでした。 電車は静かに、構内に進入します。 | |
そして、最後の滞泊への準備が整おうとしています。 羽倉崎で眠るのも、今夜が最後… | |
テールライトとヘッドライトが灯ります。 | |
7863とは異なる場所で生まれ、繋がったまま運命を共にした7856… | |
そしてさようなら、7113号車。 | |
さようなら… |
この翌日、7113Fは千代田に向けて走り出すこととなります。
二度とは戻ることの無い羽倉崎をあとにして。
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2003年11月3日フォント修正
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