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ローカル線。(画像50KB)



発言者: 梅の助@風 発言日時:2000年11月06日 01時22分48秒  写画シャガール

In Reply to: 第6回【写真部企画展】『遠く遠く』開催いたします posted by ふらち@酔 on 2000年11月05日 23時22分04秒:



   今年の初夏に、長崎の島原市へいきました。

   トンボが乱舞し、普賢岳の頂きは、梅雨だと言うのにハッキリと
   見る事が出来ました。

   蒸せ返るような暑さの中、島原城のお堀のハスの群生や、くちなしの花の
   甘い匂いが、その時の記憶として心に刻まれました。

   夜の風はまだ寒く、カエルの合唱の中で見上げた星の数は
   住んでいる所のそれと、歴然と差がありました。

   黒い火山の中腹にかかる蠍座は、確かその後でどの星かが急に明るくなったんですよね?

   有明海の幸を堪能した帰りの道で、お堀端の街灯の下に無数の虫達が集まっているのを
   みつけました。
   一番大きい一固体を拾い上げると、(梅の助の地元じゃ)だんだん少なくなって来た
   『ヒラタクワガタ』。
   しがないビジネスホテルで、朝食を世話してくれたおばさんに、『お孫さんへ』と
   手渡してあげたら、その人の見せてくれた一番の微笑みがかえってきた。

   午後三時頃、傾きかけた陽を追う様に動き出した島原鉄道は、線路脇の風景と同じで、
   だ、何ごとも無かったかの様に、走って行きます。

  
   その運転席の横で、パチリ。


   車窓一杯に拡がる内海の向こうには、あるいは、新幹線に乗り換える博多には、『ここ』で
   知り合った人がいる。

   すぐそこにいる様に見えて、実はすごくとおい。


   日本は、広いわ!ほんま。



   梅@ふらちさんかぶっちゃった。





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