このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
絞込み測光TTL露出計を搭載したカメラとして世に送られたロングセラーカメ ラ。東海道新幹線が開業した1964年から、蒸機末期の1972年まで製造が続い たカメラで、比較的安価だったこともあり当時のファンに重宝されたカメラだ。 このカメラが上野家にやってきたのは1971年頃、1973年にはSPを開放測光 にしたSPFが発売されているので、最末期の固体でもある。 1991年に中学校の写真部入部とともに、父から譲り受けた機体。早くも1994 年頃にはEOSシステムを導入したが、その後も高校卒業頃までモノクロ専用機 として活躍した。 このカメラの主な故障箇所として、電池ふたが腐食で開かなくなることと、プリ ズムに黒い線が入る2つがあるが、この機体はどちらも経験済みだ。 特に、電池ふたは譲受時から腐食しており、そのためTTL露出計は使用不 能。写真初心者(それも中学生の)にとっては“酷”とも言える“人間露出計”を 必要とした(当時は外部露出計なんて知らなかった…)。 そのため、“ネオパンSS”の外箱に書いてあった「露出の目安」という表を見な がら撮影をしていた。 その後、大学進学とともに、モノクロを一旦撤退、これによりSPも引退した。 しかし、2005年頃、「軽いカメラ」を求めて、同機をオーバーホールした。 さすがに、ペンタックスでは受け付けてもらえず、ペンタの修理認定店である 「カメラサービス鹿児島」でオーバーホール、プリズムや電池室の腐食も修理さ れて、完全復帰を果たした。
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