卯月の日記-2002-

今日は、食堂のメニューがコロッケカレーだったので、昼ご飯は食堂で食べることになっていた。 先輩達はコロッケカレーには興味が無いみたいで、あまり行きたくない感じやったけど、見ぬふりして、行く方向に持っていった。 昨日から楽しみにしてた、コロッケカレー。昼休みのチャイムが鳴って、コロッケカレーめがけて一直線、食堂へ行って、人並みに押されながら コロッケカレーをゲット。しかし、よく見たらコロッケじゃなかった。春巻きカレーやった。だまされた。 なんで春巻きやねん！！コロッケ入れろよ！！でも、春巻きもおいしかったので許す。

そして夜は、近所の友達と３人でファミレスへ行った。一人の友達はしょっちゅう会ってるけど、もう一人の友達は京都で働いてて仕事が終わるのが 遅いから、ここ２ヶ月程会ってなかったから、久しぶりだ。今日も仕事が遅いので、先に二人でご飯を食べて待つことにした。 私は昼、食べそこねたコロッケがどうしても食べたくて、コロッケのついてるメニューを選んだ。中にイモの入ってるフツウのコロッケが食べたかったのに、 クリームコロッケでがっかりした。でもおいしかった。「おっそいなー！」と言ってしゃべってる間に久しぶりに会う友達がやってきた。 それからいろいろ最近の出来事とか、たわいない話をしゃべりまくって、笑いまくって、すごい楽しかった。もう１１時前だというのに、最近そのファミレスのメニューに新しく入ったキャラメルパフェが どうしても食べたくて、追加注文して食べた。こんな時間に、こんな甘いもの。でも今日ぐらいいいかーと言いながら３人でパフェを食べた。疲れも飛ぶぐらい甘くておいしくて幸せ。キャラメルパフェは癒しの効果アリだ。 でも甘すぎて気分が悪くなった。

私達は、こんな歳になっても、常にチャリで移動。ところが久しぶりに会う友達は、歩きで来てたため、自転車を押して歩いて帰ることになるはずだった。 しかし、私のチャリはパンクして廃車になったため今日は親のチャリだ。うしろに座る所がある。最近の二人乗りは後ろの人が立って乗るけど、すごい久しぶりに、 中学校以来ぐらい久しぶりに、座って乗る二人乗りができることに気付き、そうやって帰ることにした。小学校や中学校の時によくやっていた乗り方、しかも同じメンバー。あの頃より成長したけど、あの頃の面白さは変わらない友達。

なんでもない一日だけど、小学校からの友達との時間は、小さな悩みも大きな悩みだと思っていたことも、笑って飛んでいった。

　今日もすごい暖かい一日だった。昨日も上着なしで外に出ても、なんか暑いなーっていうぐらいの穏やかな気候だった。 夏に向かって一直線や。原付に乗るのも寒くない。最高！最高！

　仕事をはじめる前は、仕事に慣れたら学校に通って、やりたい仕事へ直結する資格を取る！とか意気込んでたけど、そういうやる気がなくなってきた。 やりたいことがウェブ関連の仕事なのかどうかもよく分からないし、情熱も失せた。はやすぎ。何もやってないのに。別に諦めたとかじゃなくて、 ちょっとこの暮らしの中で、もう一度どういうふうにやっていくか、ゆっくり考えながら、今ある毎日を過ごそうかと思う。まだ若いし、焦ることないわと言い聞かせながら。

　そんな風に思うのも、今の入力の仕事が、ひたすら入力で、慣れたら楽しいもので、うわーってすごい勢いで入力しまくってるのが楽しい、仕事が楽しい、人間関係もなかなかいい人達。 尊敬できる先輩がいる。という環境にいるからだと思う。だから、やりたい仕事！とか、こう生きたい！とか考えるパワーが沸かない。 私は、ムカツクー！とか、こんな職場辞めてやるー！とか、ばかにしやがってー！とか、そういう環境にあると、すごいパワーが沸いてきて、 真剣にいろいろ考えて行動しようとする。だから今の環境は、ぜんぜんパワーが沸かず、これでいっかーっていうふうに毎日が過ぎていく。 これもまた怖いものだと思うけど、なかなか楽なものだ。すごいパワーに押されて動いてる時は、すごい疲れるので、ちょっと今は休憩しながら考えていこうと思いながら日々を過ごしてきた。

　でも何も疑問を感じないわけではない。日本社会って嫌やなーと思うことも多くある。 うわ、社交辞令だらけや。うわ、すべて社交辞令の固まりや。うわ、あの人いつも怒ってる。うわ、あの人のことをこの人が馬鹿にしてる。 うわ、おっさんもＯＬもドロドロ汚い。うわ、ＯＬ達、高校生みたいに足並みを揃えてる。うわ、なんで制服でタバコ吸ったらあかんねーん！うわ、ＯＬ細すぎ！ と、些細なことで嫌になったりする。でも社交辞令があるから、穏やかに物事すすめていける所もあるのかもしれんわと思う。 社交辞令なんてアホらしい！と思いながら、一番社交辞令まみれなのは、自分自身やったりする。 会社の中で認められたい、社会に認められたいと思ってたけど、認められるってどういうことなんやろう。 昇進？昇給？褒められること？私は派遣っていうかパートやから、昇進とか昇給とか有り得ない。褒められても、ひねくれて喜べない。 じゃあ、私は一体何を求めてるのか、全く分からない。

生きていくためには、お金が必要。生きがいが仕事っていうのも素敵なことだと思う。 仕事に一生懸命になっている人の姿は輝いているし、尊敬する。 でも、自分のやりたいことって何なんやろう。
年をとるにつれ、自分のことだけ考えて生きるわけにはいかなくなる。世間体、親、まわりの事も考えて、しがらみが増えていく。 多分、自分で増やしていくだけなんやろうけど。それにばかり捕らわれていたくないと思っても、自分のことだけ考えていればいいという 甘えは通用しなくなる。

誰だって、これでいいの？と思いながら今を生きているのかもしれない。 最善の選択をして、ここにいるはず。それでも人は考える。これでいいのかと。

やりたくない事はしなくていいというわけじゃないけど、やりたい事のすべてを諦めていないか。好き勝手に生きるということではなくて、 自分の考えを持って、自分の人生を選択していく勇気が大切だと思う。だから、私はこの生ぬるい環境にずっと居続けたくない。

妥協して、社会に折り合いをつけて生きていくには、まだ早い、まだ若い。そう思いたい。現実はそうじゃないとうるさく言われても、 自分の人生だから。

オーストラリアのワーホリから今年のはじめに帰ってきて、もうすでに今年中に次はニュージーランドのワーホリへ行こうと 働いてお金を貯めている友達からのメールを見て、そんなことを思った。

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