このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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旅 立 ち


 2000年11月15日、関西国際空港で、友達3人に見送られ始めて1人で乗った 飛行機。その名も大韓航空。落ちる確率が結構高いと噂される飛行機に乗り、ワーホリを無事スタートさせれるのか 不安なまま、飛行機は日本を離陸した。さよなら、日本。生まれ育った日本と1年間さよならだ。私の根性が、あれば。

 大韓航空。その名の通り、韓国ソウルで乗り換え。 乗り換えは無事にできるだろうか、かなり不安に思っていたけど、ご丁寧に案内の看板に「こちらです」などと日本語の説明もあって 簡単に乗り換えが完了。ソウルーシドニー間の飛行機は、空席が目立ち、窓際の2席を1人占めした。これからオーストラリアに本当に行くという実感もないままここまで きてしまった。もうこの飛行機は何時間後かにシドニーに到着するというのに。

 綺麗なスチュワーデスさんがイヤホンを渡してくれたので 音楽でも聴くことにした。すると、ドリカムの「サンキュ」が流れた。「何も聞か〜ず〜に付きあぁ〜ってくれてサンキュ♪」という歌詞に聞き入っていると、仕事を休んでまで空港まで見送りに来てくれた友達、日本で当たり前のように遊んだり、長電話してた友達、 私が落ち込んで愚痴ってたら、次の日も仕事があるのに家に泊めてくれてまで愚痴を聞いてくれた友達、オーストラリアへ行くと言ったら応援してくれた友達のことが、友達とアホな事で笑ったり、愚痴ったり、 飲んだりしたことが思い出された。こんなに大切な友達としばらく会えなくなると思うと、急に自分が本当にオーストラリアへ行くのだという実感が沸いてきて、不安が込み上げてきた。 オーストラリアへ行ったら誰も知り合いがいない、友達ができるだろうか、え?友達ってどうやってつくるもんやったっけ?やっていけるのだろうか?大きな不安と、日本の友達と会えなくなる寂しさを、「サンキュ」がまた盛り上げやがって、 「サンキュ」を聞きながら泣いた。

シドニーに近づく飛行機の中から。この写真を見ると今でもその時の不安が思い出される。

しかし泣いてばかりもいられない。メシだ、メシだ、メシの時間がやってきた。機内食。2つのコースから選べました。ビビンバ!!食べたことはないけど、これは大韓航空ならではのものだろうと思い、「ビビンバ、プリーズ」とちょっと英語を使ってみる。 機内食はマズイから嫌いだ。だから、全く期待してなかった。が、しかし!ビビンバは最高でした。すごいです。丼に入ってます。自分でいろいろ入れてかき混ぜて作ります。めっちゃうまかった。満腹、満足で寝たり、食ったりしてるうちに、 飛行機はどうやらシドニー付近まで来たらしい。外を見ると曇り空。不安、不安、不安、不安、不安、不安、不安。不安だらけで見た、曇ったシドニーの姿。不安も倍増するような曇り空だった。

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