このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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 熊野古道へ!-後編-

同じ近畿地方やのに、なんでこんなに遠いのー?滋賀県から新大阪→1時間、新大阪から、オーシャンアローで 3時間半!合計4時間半!遠っ!!

紀伊勝浦駅に到着。閑散としすぎ!観光客いなさすぎ!

那智黒飴、梅干、まぐろ、くじら、などが名物のようです。

荷物をコインロッカーに預け、那智駅へ。那智駅、さらに閑散としてます。

那智駅からバスで20分。熊野那智大社への入り口大門坂へ。

ちょっと歩いていくと、熊野古道大門坂の入り口が。えええー!!

すごい、すごい大きい木が!

本当に、これは驚きます。「うわ!」と声に出して2人驚く。

見ると、「夫婦杉」とある。

この右手に見えます2つの木が、夫婦杉でございます。

なんと樹齢800歳!!!

私ら、24歳。なんてしょぼいんだ!

働いて、2年目?5年目?そんな単位、たいしたものではない。

800年の歳月を感じさせる、大きくずっしりした木。




そして、熊野古道大門坂を歩きはじめた。

神秘的。

マイナスイオン大発生。

古代の浪漫。

昔の人は着物でここを歩いたのか。

まるで、もののけ姫の世界。

本当に、すごい。

まさしく大自然。

樹齢800歳と書かれた木が、あちこちにある。

旅行雑誌の写真以上に、すごい!

言葉では、形容しきれない。




さらに歩き続ける。というか、登り続ける。階段を。

予想以上に厳しいものがある。体力なさすぎ。

汗かきまくり、息きれまくり。体力つけなくてはいけない。

でも、疲れたーという感情以上に、この景色への感動が大きい。

「すごい!すごい!」を連発しながら登り続ける。

癒されるー。

ありがちな発言だけど、人間ってちっぽけなもんやー!と感じずには いられなかった。


約30分かけて熊野古道大門坂を登り切ると、観光客の姿が結構見えた。熊野那智大社などを参り、 那智の滝を見る頃には足がガクガクした。登ったり、下りたりの繰り返し。ひざが笑ってる。

まさか帰りは歩いては下りません。バスに乗って駅へ直行。他に観光する場所がなくて、 日帰りでも来れた?今から帰る?という感じだったけど、一泊2500円の民宿を 予約していたので泊まった。なかなか綺麗で、家!って感じで、落ち着く。
夜ご飯は、駅の近くのレストランへ行って、まぐろが名物らしいので、まぐろ丼を注文。 おいしい。コンビニでお菓子を買って、民宿に帰り、お菓子を食べながらテレビを見て、 疲れきったため11時に寝るという、良い子。次の日。朝9時の「スーパーくろしお」で 帰路につく。帰るの早っ!見るとこなかったから・・・。

でも、もう、この旅は熊野古道大門坂で、十分満足!あれはスゴイぞ!

800歳やで、800歳。

帰りの電車、スーパーくろしおの中から外の景色を見ると、

めちゃくちゃ晴れ渡る空、青すぎる。

山の緑色、濃すぎる。

山あいの家々、のどかすぎる。

揺れる鯉のぼり、多すぎる。

海、綺麗すぎる。

うー、癒された!

旅行中やから、会社の話はしないでおこう!と思っていたのに、気付けば会社ネタ。

そして、会社の愚痴も出る、出る。でも、イヤなものをイヤと言ってもいいんだ、いいぞいいぞ。

Iちゃんは働いて5年目OL。私は一回辞めたりしたから、2年目OL。

違う会社、違う職種やけど、似た立場であるから愚痴っても通じる。ペーぺーの私にはIちゃんの 言葉が時には、おぉ、先輩OLと尊敬させられる。あーみんな頑張ってるんやなーと思わさせられる。

溜めていたものを吐き出して、言葉にして、あースッキリ。

800歳の、堂々と真っ直ぐ綺麗に生きる杉に負けずに、やっていこう。

心を入れ替えて、やるぞと決めたら考えずに行動だ、小さな事から。

小さな1日を積み重ねて生きてきた800歳の木々から、パワーをもらってきた。

おわり


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