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ワーホリ準備日記




私が、2000年6月〜2000年11月にワーホリへ行く事をめざしていた時の準備方法や、心境を書いた日記です。
2000年の記録なので、私が行った
ビザの手続き方法は、現在とは異なりますのでご了承下さい。

6/25(日)ワーキングホリデー協会主催の説明会に参加
今日ワーホリの説明会に行って話を聞いたおかげで、具体的になってきた。行くことが。なんとなくそんな気がした。そして、今日心に残った言葉。「ワーホリに行くのが現実逃避やとか逃げやと思って行ったら向こうへ行っても同じような逃げの生活になるから、挑戦や!とか新しい何かを探す!っていう気持ちで行った方が絶対いい。 本人の気持ち次第でワーホリ生活は変わってくる。」
7/8(土)はやく50万円貯めないことには何もはじまらない。
7/15(土)あいかわらずお金は貯まらず。バーゲン行くのは我慢我慢。土日にできるバイトを探し求め、 求人広告を見て昨日面接に行った。うどん屋。あんな適当なやる気の無い態度の面接ははじめてやった。 過去の面接ワースト2間違い無く入る勢い。あんな態度でいいのか!!うどん屋店長! まあ、それはいいとして。
「へえーフリーターか。何かやりたいことがあってお金貯めてるん?」って言われた。「オーストラリアにワーキングホリデーで行くため」 と答えた。「ふぅーん。いってらっしゃーい。」ってバカにした口調で言われ唖然とした。「嘘、嘘」って言ってたけど。 いつも、ワーホリに行くために今働いてるってことを言ったら、だいたい「夢があっていいなー」とか「すごいなー」とか言われてきた。 それに優越感を持っていたんやと思う。だから今回、かなりむかついたんやと思う。「すごいなー」と言われないことに対して。 人に褒められたいからやってるはずじゃないのに、いつの間にかそれを期待して過ごした自分。「バイトをかけもちして頑張ってる自分ってエライ!」 って一人優越感に浸ってる自分。すごいことをやってるんや、やるんやと錯覚してる自分。それに気付いた。 誰のためにやってるわけでもないし、褒められるような事は何もやってないのに。ワーホリに行ったからってやっていけるかも分からん、手に職がつくわけでも無い。 将来に繋がるのかも分からん。地道に働く人からしたら軽蔑されそうな行動。でもそんなことは百も承知で決めたはず。もう戻らない。
7/28(金)ワーキングホリデービザ申請用紙(form1150)の請求書をオーストラリア大使館に送付する。
7/30(日)予定通りには貯まらないお金。でも11月目標を変える気はない。 意固地になりすぎてるかもしれんけど、何をこんなに急いでるのかと思うけど、はやく前に進みたい。 ワーキングホリデービザの申請をするためには50万円の残高証明書がいる。 まだ50万円貯まってないけど、来月10日に給料が入って、使わない状態なら一時的に50万円に 達する予定なので、その瞬間に残高証明を発行し、申請しよう!と計画を立てた。 28日金曜日、郵便局へ行き、切手を買い、オーストラリア大使館にワーキングホリデービザ申請用紙を 請求する封筒を送った。後で調べて気付いたけど、飲食関係・教育関係などでバイトしたい人は健康診断が 必要とあり、そのための書類も申請しなければいけなかった・・・。しまったー!まぁこれは、とりあえず ワーキングホリデービザ申請用紙が届いてから何とかしよう。はやくビザを取りたい。
8/3(木)ワーキングホリデービザ申請用紙(form1150)が届く!!
バイトから帰り、郵便ポストを見ると夕刊と葉書と封筒があった。 夕刊は無視。葉書は、タイに旅行に行ってた友達からだった。既に帰国しているが、めっちゃ好きな タイからの葉書。あまりに嬉しくて頬擦りをする。 封筒の裏には「AUSTRALIAN EMBASSY VISA SECTION」と、英字のスタンプ。ついに来たー! オーストラリア大使館からビザの申請用紙が届いた!タイからの葉書にビザの申請用紙。 今日のポストは大豊作だ。最近、心も行動も腐ってたけど、イッキに浄化美白。 飛び跳ねながら家に入り、さっそく封筒を開けた。日本語でビザの申請方法が書かれた紙。 (今まで本などで調べてきた結果、「50万円の残高証明書が必要」だと思っていたが、その用紙には 「5000豪ドル相当以上の残高証明書」とあった。1豪ドルがいくらかをさっそく調べる。 66円ほどだった。ということは35万円ほどでオッケー?でも、「レートの変動を考慮に入れ、 審査をします」って書いてるし、やっぱり50万円で見といた方が確実なのかも。) そしてそして、そして。すべて英語で書かれたform1150。これを書いて申請すれば!! ワーキングホリデービザが手に入る!審査に通れば・・の話やけど。英語の説明を読む。 ワクワク。わくわく。????読解不可能!そのうち、辞書を用いて読解しなければ・・・。
8/9(水)レントゲン検査用のForm160を請求する
8/16(水)Form160が届く
8/17(木)銀行で”預金残高証明書”を発行する(47万円分)
給料が入って使わない状態で一時的に50万円に達する予定だったが3万円足りない。母に3万円借りて通帳に入れ、ちょうど50万円分の残高証明書を発行するつもりだったが、「前々日までの預金分しか発行できない」と言われる。 3万円足りない。でも考えてみればform1150には、「5000豪ドル以上の残高証明書が必要」と書いてあったので、日本円にしたら50万円無くても大丈夫なので、ちょっと不安だが47万円分で発行することにした。8月15日付けの残高証明書が発行された。
8/28(月)大使館指定病院に健康診断とレントゲン検査を受けに行く。そして、ついにワーキングホリデービザ申請!!!
今日は工場のバイト、休みをとらせてもらい、京都まで健康診断、レントゲン検査に行った。時間にルーズな私は予約していた時間より30分も遅れてしまい、受け付けのおばさんに怒られた。 朝から気分が悪い。自分が悪いのだけど。

健康診断はオーストラリアで飲食関係、薬剤関係の仕事につきたい人は受けなければいけない。レントゲン検査は教育、医療関係の仕事に付きたい人は受けなければいけない。 飲食関係はつく確率が高いから、健康診断は絶対必要だと思い受けた。教育・医療関係。私には無縁のようにも思えたが、もしかしたらボランティアで子供と戯れる機会があるかもしれない。そんな時のことも考えて受けることにした。 すべてに備えておきたいのだ。飲食・薬剤関係の仕事につきたい人は日本語の診断書だけでいいが、教育・医療関係につきたい人は英語の診断書が必要になる。 両方に備える私は、多分英語の診断書だけでよかったのだと思うが、説明をよく読んでなかったため、日本語・英語の両方の診断書を作ってもらってしまった。金が飛んでいった。

申請の際、レントゲンフィルムも送付しなければいけない。思ったよりも大きくて困った。用意していたA4の封筒に収まらない。健康診断を受け終わったらその病院の近くの郵便局で申請書を送付しようと思っていたが、 大きい封筒を用意しなければいけなくなり、一旦京都駅に戻り、伊勢丹に行くことにした。レントゲンフィルムはかなり大きいため一番大きくて黄色い、中がフワフワしてる豪華な封筒しか収まらなかったため、仕方なくそれを購入。390円。高い。

喫茶店に入り、ワッフルを食べながら申請書一式をそろえて封筒に入れた。パスポートに、form1150に、残高証明書に・・・書いてある通り、すべてそろえて。あとは郵便局へ行き、返信用封筒に貼る切手を買い、郵便為替で申請料1万円を払い、書留で送るだけだ。 私は京都駅前にある京都中央郵便局へ向かった。気分は沢木耕太郎。すべてをすませ、「書留でお願いします」と、申請書を送付。問題は明日中に届くかだ。「残高証明書は発行されてから2週間以内のもの。」を送らなければいけない。私が発行したのは8月15日付け。 明日、29日でちょうど2週間だ。ギリギリ。大目に見てくれたらいいけど・・・。大使館だからきっちりしてそうだ。不安だ。だが、うまくいけば4週間後にワーキングホリデービザの貼られたパスポートが私の手元に届くはず。
9/25(月)ついに!!ワーキングホリデービザ取得
やりました、ついにやりました。まだかまだかと待ち望んでいたワーキングホリデービザが手に入りました。 実は昨日手に入っていたはずなのに・・・。昨日の昼11時ごろ書留郵便で配達されたようだけど、私は家の中で爆睡していたため、郵便屋さんの鳴らす「ピンポーン」というチャイムの音に全く気付かなかった。 そして昨日は一日中寝たりテレビを見たりしてたので郵便ポストを覗くこともなく夜になった。母が「あんた、何か郵便来てたみたいやで。ポストにハガキが入ってたで」と言った。「日曜なのに郵便!?ポストにハガキ?え?ビザ?」 興奮ぎみでそのハガキを見ると「書留郵便を配達に来ましたがお留守のようなので、下記の方法でお取寄せください」というものだった。

送り主は・・・「オーストラリア大使館」!!!!ビザだ、ビザだ。「わーやったー」と叫び、興奮した。 「明日、仕事休んで郵便局に取りに行こう」という悪魔の声が聞こえたが、シドニーオリンピックでのマラソンの高橋選手や柔道の井上選手のことを思いだし、私も頑張らなな、と わけのわからん方法で考え直し、仕事が終わってから取りに行くことにした。

もちろん残業は断って定時で帰って即行取りに行った。「もしかして書類に不備があってまた送りなおしやったらどうしよう」という不安を抱えながら、「すみませんこれ。」と局員にハガキを出し、しばらくすると 奥から封筒を持って局員が戻って来た。受けとってすぐ、中身の厚みを確認する。パスポートの厚みを手に感じた。興奮状態。郵便局を出てすぐマイバイク、ジョルノ号に走り寄る。深呼吸をして封筒の封を開ける。びりびりびり。 中にはパスポート。パスポートのページをめくる。ペラペラペラ。一ページいっぱいに貼られたビザを発見する。「AUSTRALIA VISA」と確かに書いてある。やった。ついにやった。取得。ワーキングホリデービザ取得である。

あまりの嬉しさに家に帰ってからカメラを持ち出し、外で写真を取ってみた。空も綺麗で、気持ちよかった。最高な気分だった。



9/26(火)片道航空券購入
ワーキングホリデービザを取得したため、本格的に準備に取りかかれる体制になった。しかし語学学校、滞在先など具体的に何も決めていなかった私は、さっそく ネットにて語学学校の情報を取り入れる。しかし、情報がいっぱいありすぎて返って不安になった。現地でのこともかなり不安になった。 思えば短大の時にアメリカに短期語学研修に行った時は全く英語がダメだった。はじめは聞き取ろうと努力したが、それでも分からなかったため、英語を聞くだけで眠気が襲うという 反作用が身に染み付いた。大丈夫だろうか。今も全く勉強はしていない。やばい。本当に行くのだろうか。そんなことを考えていると 何もかも嫌になって投げ出したくなった。これはヤバイ!4月からバイトしまくってきた日々を無駄にはできない。焦りを感じた。

工場のバイトを休み、ネットでさらに情報を集めるが、さらに不安は募る。いつ出発しようか。11月中頃。具体的にしか決めていない。 こんなことで本当に進んで行けるのか?「そうだ、マップツアーへ行って航空券がいくらぐらいするか聞いて来よう。」と夕方ごろに京都へ向かった。 思えば電話で確認すれば済んだことなのだが、動かずにはいられなかった。マップツアーはタイへ個人旅行へ行った時、安い航空券を手に入れることができたので、 今回もここにしようと決めていた。

19時閉店のマップツアーに着いたのは18時30分。しばらくウロウロしてからカウンターに行き、「オーストラリアへの航空券について聞きたいのですが」とカウンターのお姉さんに 聞いた。出発日も滞在先もあいまいにしか決めていなかったが、カウンターに置いてあるカレンダーを見ると、私の出発目標の11月中頃、11月15日あたり・・・と見てると11月15日は大安。なんとなく縁起がいいと思い、「シドニー。11月15日出発。」と、とっさに決めて、検索してもらった。 するとシドニー行きの片道航空券がズラっとパソコンの画面に出てくる。一番安いのは63000円!!!私は航空券に10万円ぐらいかかると予想しており、安くても8万円だろうと踏んでいたのに、 63000円とは何と安いんだ!!往復航空券も検索してもらったが、この63000円を上回るものは無かった。よって、これに決定。「これにします」と予約をした。なぜかパスポートも持って行っていたので、サッサと手続きをした。 「今日は航空会社が休みですので、明日にならないと確実に席が取れたかは分かりませんので、明日またお電話します」とお姉さんは言った。
9/28(木)10時になると工場バイトは休憩に入る。更衣室へ行き、携帯電話を見ると「不在着信あり」「伝言メッセージあり」とある。 メッセージを再生する。「マップツアーの○○です。お世話になっております。お電話遅くなって申し訳ございません。11月15日の大韓航空のシドニー行きの片道の航空券、お席の方お取りできました。 また何かございましたらご連絡下さい。」本格的に、始動、だ。でも一つ不安なのは、語学学校もホテルも何も決めていないことだ。
10/9(月)語学学校は現地で決めることにする
語学学校をどうするかを決めていなかった。ネットで調べると、APLaCという、シドニーの語学学校について詳しく説明してあるHPがあり、「語学留学無料相談」というのが あったので、メールで相談すると丁寧な返事が返ってきた。やはり語学学校は現地で実際に見て決めた方がいいというアドバイスをいただいた。そのHPでは語学学校を実際に訪問したりして かなり詳しく書かれてあるが、やはり実際に見ないと分からないかもなと思い、APLaCの「語学留学無料サポート一括パック」というものにメールで申し込んだ。これで、現地へ到着したら APLaCの方が空港まで出迎えてくれ、語学学校巡りも一緒にしていただけ、手続きも代行してもらえる。しかも無料だ!!メールだけのやりとり、ネット上のことで、不安もかなり多いが、信じるものは救われる。 語学学校が決まったら、語学学校にホームステイ先を紹介してもらうつもりだが、それまでは、APLaCのゲストハウスに泊まることにした。たしか一泊40A㌦だった。これもメールのやりとりで不安だ。 なんとかなるだろう。
10/16(月)海外旅行傷害保険の資料請求
どこの保険に入るか、何も決めておらず高いからどうしようかと悩んでいたところ、 このHPの掲示板で安い保険会社があるという情報を戴き、さっそくHPを見て資料請求した。 かなり安いのでびっくりした。安すぎてちょっと不安にもなるけど、貧乏な私はここにするだろう。
10/25(水)海外旅行傷害保険に加入
コスモツーリストのHPでみつけたダイワ保険センター(日本火災)に申し込む。
1年間で58930円。というコースにした。
11/3(金)航空券予約確認書、保険証書が届く
いよいよ行くのかーと思うが、実感が無い。不安だらけ。
11/6(月)クレジットカード申し込み
オンラインで申し込み、3日後にできる予定。便利な世の中です。
11/15(水)関空発ソウル経由シドニー行きの飛行機に乗り、出発。


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