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思い出の北野温泉

※北野温泉は、2005年に「寿正千の湯」として生まれ変わりました。
このページは、営業していた頃の「北野温泉」の様子を綴ったページです。


 イイ!何がいいって、このひなびた雰囲気。昔は旅館をやっていた建物のようで、脱衣所、浴室とも古めかしさを感じます。
 浴室には、どーんと丸い浴槽が真ん中にあり、洗い場なんてないから、体を洗うときはここから手汲み。浴槽の大きさに比べて湯量は豊富で、かけ流しの澄んだ温泉水が、じゃんじゃん溢れてます。お湯が少し熱めなこともあって、まるで別府の温泉みたい。かすかな塩味と硫黄臭を感じる泉質もGoodです!

 でも、これで終わらないのがこの温泉のすごい所。扉を開けると、新しい露天風呂があるのだ。こちらには洗い場も完備されているし、お湯も内湯よりはぬるめ。これだったら「共同温泉派」と「日帰り温泉施設派」の2人で出かけても、両方大満足できちゃうね♪ちなみに露天風呂は毎日「大」と「小」が入れ替わるシステムで、僕は大に入れました。かなり広々。お湯の新鮮さでは、内湯に軍配を上げたいです。

 ここまで褒めちぎってみた北野温泉だけど、横の敷地には新しい温泉棟を建設中。ひなびた温泉の建物は今、過去帳入り寸前の状態なんです。ちょっぴり残念ではあるけど、木造で建設中の新北野温泉にも期待しているよ〜
 新温泉の完成までに、何度か通いたいと思わせる現・北野温泉でした。[2004年11月26日]

 一ヶ月ぶりの北野温泉も、運良く露天風呂が広い方。夕方4時からゆっくり浸かっていましたが、どんどん人が増えていきました。お年寄りばかりではなく、「温泉探求家」の方や、釣り帰りの3兄弟も巻き込んで、知らない者同士が賑やかに話を咲かせられる、いい雰囲気。
 建設中の新温泉は、だいぶ姿を現し始めました。悪い感じの建物じゃなさそうですね。現温泉のある場所には、家族湯が新しく建つそうですが、何よりまず湯の質を生かした施設になることを望みます。[2004年12月27日]

 新春一浴目は、もちろん北野温泉。今日は、初めて狭い方の「岩風呂風露天風呂」に入りました。なるほど水風呂もないし、そんなに広くもないので、確かにもう一方の露天風呂の方がくつろげる感じかも。
 今度からは、広い浴槽が男湯の日を狙って行こうっと![2005年1月5日]

 間もなく新温泉オープンの噂を聞き、最後に旧温泉に入っておこうと訪問。丸い浴槽の内湯の雰囲気も素敵だけど、まだまだ新しい木の露天風呂も、捨てがたい「いい造り」なんだよなぁ。屋根がちゃんと洗い場まで連続しているし、暗くなりすぎないように天窓まで付いてるのも細かい心配りです。
 新温泉はかなり完成に近付いており、こちらもなかなか良い施設になりそうな予感。期待しながらも、旧温泉にももう一度入りたいなと思いつつ、夕暮れの温泉を後にしました。[2005年4月16日]

 長らく新館建設中ながら、オープンがのびのびになっている新北野温泉。いよいよ、とうとう出ていました、新温泉オープンのお知らせ!その名も「寿正千の湯」と言うそうです。来週末(6月19日かな?)にはオープン予定だとか。露天風呂は完成が間に合うか微妙らしいですが、かなりよさげな雰囲気です。
 回数券の値段から推察するに、入浴料は450円になりそう。現北野温泉より150円アップですが、それなりの、いやそれ以上の価値はありそうな期待大☆
 しかし今のひなびた温泉の雰囲気は、代えがたいよさがあります。限りなく透明に近い湯がじゃんじゃん溢れるまんまる浴槽に、とうとう最後かな…と思いつつ身を沈めました。
 出逢って1年にもならない付き合いだったけど、本当にありがとう。そしてさようなら、北野温泉。[2005年6月11日]


所在地/久留米市北野町
入浴料/300円
営業時間/6時〜21時
定休日/年中無休

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