このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

岡山地区世代交代


だいぶ前のことですが、JR西日本の岡山地区では10月1日のダイヤ改正でいくつかの列車が新型車両となり、当然引退する車両もありました。
置き換わった新旧の列車を見ていきましょう。


岡山〜鳥取、「いなば」(キハ181系)→「スーパーいなば」(キハ187系)

「いなば」は岡山から上郡まで山陽本線、そこから智頭急行線を経由して智頭からまたJRの因美線を走り、鳥取に向かっていました。智頭急行線は平成6年12月と、新しいためこのルートを通っての「いなば」はそこまで長く運転してきたわけではありません。

しかし、「いなば」の愛称は国鉄時代、昭和50年から3年間だけ東京〜鳥取の寝台特急として活躍していました。一度消え、復活した名前をまた消えるというのは残念です。リバイバル運転があればいいですね。

10月1日から運転を始めた「スーパーいなば」は山陰地区で運転されている「スーパーおき」や「スーパーまつかぜ」と同じ車両(キハ187系)で運転され、「いなば」よりも速くなりましたが2両編成と少し寂しい編成となっています。

いなば写真館

①2003年2月8日岡山駅にて ②2003年2月16日智頭急行平福駅にて ③2003年9月15日岡山駅にて
④2003年9月15日岡山駅にて ⑤2003年9月15日岡山駅にて ⑥2003年9月30日岡山駅にて

スーパーいなば写真館

①2003年10月12日岡山駅にて ②2003年10月12日岡山駅にて

岡山〜高松「マリンライナー」、213系→5000系+223系5000番台

岡山から本州と四国を結ぶ瀬戸大橋を通って高松まで行く快速「マリンライナー」。瀬戸大橋開業から2003年9月30日まで本州四国連絡列車として213系が活躍してきました。

山陽本線の115系や103系、伯備線の105系などに比べれば、まだ新しい方だと思うのですが、マリンライナーの運用からは引退し、213系のグリーン車以外は現在普通列車として活躍中です。残ったグリーン車は今後どうなるのでしょう?

新しく本州四国連絡の役に就いたのは2階建ての5000系と京阪神の新快速の車両と似ている223系の5000番台です。編成は以前より1両減った5両で普段は運転されますが、以前グリーン車と指定席車が別の車両だったのを2階建て車両で1つにまとめたので1両減ったのです。

旧型マリンライナー写真館

①2002年5月6日岡山駅にて ②2003年3月20日岡山駅にて ③2003年3月20日岡山駅にて ④2003年4月13日児島駅にて
⑤2003年4月13日児島駅にて ⑥2003年5月5日岡山駅にて ⑦2003年5月5日岡山駅にて ⑧2003年9月30日岡山駅にて

新型マリンライナー写真館

①2003年10月12日岡山駅にて ②2003年10月27日岡山駅にて ③2003年10月27日岡山駅にて

岡山〜津山「つやま」、キハ58系→キハ40・47系

岡山地区を走る唯一の急行列車がこの「つやま」。この車両の引退は新型車両投入によるものではありません。現在、3両編成中間のグリーン車以外は普通列車として使われています。

現在の「つやま」はグリーン車がなくなり、普通列車で使われる車両が急行として2両で走っています。「いなば」同様、寂しくなりました。

旧型つやま写真館

①2003年5月5日岡山駅にて ②2003年5月5日岡山駅にて

新型(?)つやま写真館

①2003年10月12日岡山駅にて

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