このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

追憶の情景(4号館)
北の大地に消えた炭坑鉄道。

これから御紹介するのは
かつて北海道で走っていた炭坑鉄道、
「三菱石炭鉱業大夕張線」です。

かつては国鉄夕張線に接続する形で
数多くの炭坑鉄道が存在おておりました。
ここ、三菱大夕張の最終期に使用されていたのは、
国鉄DD13の出力増強を図った
タイプの機関車でした。
当然、主な輸送品目は石炭。
長大な編成が組成され鉄輪の音を
山に響かせていました。
旅客輸送も、オマケ程度に
行われていました。

炭坑の町に住む住民へのサービスとして
行われていたため、運賃も破格の値段でした。

ここに写る名物車両、スハニ6。
3軸ボギーのTR70を履く珍車で
鉄道ファンを魅了しておりました。
このような魅力を豊富にもつ
「三菱石炭鉱業」でしたが閉山に伴い
惜しくも1987年(!)に廃止となって
しまいました。

ここの記念切符が欲しくて入手するとき
送り先の本社の所在地が
「東京都千代田区丸の内」だったのに
面食らいました。



   全写真提供:松電さん


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