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今は近寄りがたき線路跡〜〜日本セメント東松山専用鉄道(3/3)
■葛袋−高本間(その1)
トンネルか覆道か。まるで山岳鉄道のように見える。
その上には自動車が通れるほどの道路があるらしい。しかし、手前の平地からそこまで通じる道は、見つけられなかった。後から地図を調べたところ、ゴルフ場へのアプローチ道路のようだ。わからなかったわけである。
■葛袋−高本間(その2)
築堤と法面のクローズアップ。木がないため、線路跡の存在がよくわかる。
■葛袋−高本間(その3)
お盆を前にして墓場の夏草が刈りとられ、「あの貨物線」の見事な擁壁が姿を顕した。先祖供養の思わぬ副産物であった。
■葛袋−高本間(その3)
繁茂する夏草が線路跡を覆いつくしている。しかし、その曲率は美しい。
■高本
鉱山はなくなり、ゴルフ場に変わっていた。「あの貨物線」はここ高本が終点、門扉の先あたりに、機回線があった。
進入禁止をうたう看板が、公設民設あわせ、くどいほど立っていた。その先まで行ってはいけないことは、門扉の存在だけでも充分わかる。第三者の接近を拒む狭量を示すようで、いささかながら嫌悪感を覚えた。「あの貨物線」の痕跡を汚されているようでもあり、なおさら不愉快だった。
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