一休寺
（いっきゅうじ）

• とんちでおなじみの一休が晩年を過ごしたことより一休寺と呼ばれるが、本名は酬恩庵（しゅうおんあん）。
• 鎌倉時代に臨済宗の僧の大応国師が中国で禅を学び、帰国後、禅の道場をこの地に開いたのがはじまり。当時は妙勝寺と言った。
• 元弘の変で焼失し、放置されたが一休が再興し、宗祖（大応国師）の恩に報いる意味で「酬恩庵」と命名した。
• 一休の後半の生涯はこの寺で過ごし、大徳寺の僧正となったときもこの寺から通った。

山門からの風景です。もみじが青々としていますが、秋は紅葉で真っ赤に染まり、色鮮やかな境内と化します。京都南部でも有数の紅葉スポットとして特に秋はにぎわいます。

本堂です。入母屋造りで中には釈迦如来など３体の仏像がまつられてます。このあたりでは一番古い唐様建築です。境内には一休の墓などもあります。一休が皇族の血を引いているため、墓は非公開で唐門越しにのぞくしかありませんが。

こちらが方丈です。中に入るときれいな庭園（撮影禁止）が見られます。松花堂昭乗、佐川田喜六、石田丈山３人の合作。北、東、南でそれぞれ表情がちがいます。また、一休自身が命じてつくらせたという一休禅師木像（撮影禁止）もまつられてます。一休のありし日の姿を伝える重要な像です。

一休の寺らしく順路にこんな橋がありました。どこ渡ればいいかわかります？

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