このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
山道を登るとこの入り口にさしかかります。ひっそりとしたふんいきが拝観者の身を引きしめてくれるような感じです。 | |
境内をちょっと歩くとこの十三重石塔があります。南北朝の戦乱で死んだ方の供養塔とか、解脱上人が母のために建てたとか言われてます。もとは木造の三重塔があったらしいんですが、1331年に焼失したそうです。 | |
この寺でいちばんびっくりするのは本尊であるこの磨崖仏でしょう。高さ20メートル、、幅15メートルの壮大な弥勒菩薩が彫刻されていたそうですが、たび重なる火災などで摩滅してしまったそうです。今はそのりんかくしか残ってませんが、それがいっそう不思議な、神聖なふんいきを感じさせます。近くには現在でも彫刻がきちんと残っている伝虚空蔵磨崖仏があります。こちらも10メートル近くある巨大なものです。 | |
古くから巨岩に対する信仰があつかった笠置山らしく、笠置寺の境内(笠置山全体が境内ですが)にはあっちこっちに大きな、そして奇妙な岩があります。これはゆるぎ石と呼ばれ、南北朝の争乱の時に南朝側が武器として準備したものの使われなかったものだそうです。岩が道をさえぎる天然の要塞のようであった笠置山を歩くと、南北朝の当時の戦いをしのばせてくれます。 |
交通 | ☆ | JR関西本線笠置駅から徒歩1時間強。 笠置山の頂上付近なため、けっこうハードです。 車でも登れますので、 寺だけが目的の人はその方がいいと思います。 山道はせまいので気をつけましょう。 |
料金 | ☆☆☆ | 拝観料300円。標準的な値段です。 寺務所が人がいないときもありますが ちゃんとお金を入れて拝観しましょう。 300円ケチると、バチが当たりますよ。 |
インパクト | ☆☆☆☆ | 磨崖仏は写真で見るより実物を一度見ると本当にびっくりします。 まるでナスカの地上絵を見てるような感じです。 境内の奇岩もなかなか見ごたえあります。 |
疲労度 | ☆☆ | 笠置山全体が寺だと考えてもいいかもしれません。 と言っても頂上付近しか回らないので 山道は醍醐や鞍馬ほどハードではないです。 でも、岩が多い分、道が悪いので気をつけましょう。 |
おみやげ | − | 寺では何も売ってません。 三門周辺に旅館があるので そちらでは売ってるかもしれませんが未確認です。 |
おすすめ | ☆☆☆ | あまりにも不便なため、強くおすすめできません。 でも、磨崖仏は本当に一見の価値があります。 京都・奈良の市街地の寺院にあきたら 当尾の寺院といっしょに回ってみてはどうでしょうか? 当然不便すぎて修学旅行では行けないでしょうから、 個人や友人と旅行している人向きです。 |
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