このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

光悦寺
(こうえつじ)



参道光悦寺の山門をくぐるとけっこうなしぶさを見せてくれる参道です。左のわらぶき屋根の鐘楼がしぶさをいっそうかもし出しています。右には本堂がありますが、内部は非公開です。光悦寺は庭園を楽しむ場所と割り切ってゆっくり回るといいでしょう。
三巴亭本堂わきの回廊をくぐると庭園です。ふつうのお寺とちがい、光悦寺にはいわゆるお堂はほとんどなく、その代わりに庭園のあちこちに茶席があります。この茶席は三巴亭と呼ばれる庭園の入り口に一番近い茶席です。
光悦垣三巴亭のすぐそばには大虚庵と呼ばれる茶席があります。光悦が生涯を閉じた場所だそうです。光悦垣または臥牛垣と呼ばれる写真の垣根で囲まれ、光悦の趣味の良さを今なお見せてくれます。ちなみにこの茶席は光悦の死後廃棄されましたが、のちに現在のように復興されたそうです。
了寂軒了寂軒と呼ばれる、奥の方の茶席です。庭園からは鷹ヶ峯三山が見渡せます。ながめを楽しみながら、庭園のわびさびを味わいつつ、ゆっくりめぐりたいものです。ちなみに茶席はどれもこれも中は見ることができません。その代わり茶席のたたずまいを味わいましょう。
交通☆☆京都駅より京都市バス、
鷹ヶ峯源光庵前バス停下車、徒歩3分。
バスか車で行くのが一番確実。
電車は地下鉄烏丸線北大路駅より徒歩1時間強ですし・・・
料金☆☆☆☆拝観料300円。
庭園入場料と考えればけっこう良心的。
ちなみに観光バスでの団体拝観はできません。
駐車場もせまく、大きな車は入れませんので。
インパクト☆☆公開されている場所は庭園のみ。
庭園は派手さはないですが、鷹ヶ峯三山を借景に
非常に落ちついた感じです。
ゆっくり味わうとなかなか美しい庭園です。
ただ、こういう落ちついた感じになじめない人には
ちょっとインパクトに欠けると思いますが。
疲労度☆☆☆☆☆庭園は歩きやすいですし、さほど広くもないので
見るだけなら15分もあれば十分です。
ふんいきにひたりたいのなら座れる場所もありますし
ゆっくりひたるのもいいでしょう。
おみやげ☆☆☆絵はがきなどが売ってますが、
内容は非公開の部分が中心です。
どうしても非公開のところが気になる方がどうぞ。
おすすめ☆☆☆見られるものが庭園、鷹ヶ峯三山、茶席ぐらいですし、
きわめて好みが分かれるでしょう。
見るだけをねらいならけっこう期待はずれな反面、
ふんいきを味わいながらゆっくりしたい人には
けっこういい場所です。
京都のわびさびが感じられ、大人びたふんいきは
女性グループの小旅行などにはおすすめです。
中高生の修学旅行向きではないですが。

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