このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
鞍馬山の入り口に当たる仁王門です。湛慶作の仁王像をまつっています。この門をくぐり、鞍馬山に入ると、緑に包まれた別世界に足を踏み入れたような感じです。 | |
仁王門をくぐりしばらく山道を歩くとこの由岐神社に当たります。鞍馬の火祭りで知られるこの神社も鞍馬山の中にひっそりと立っています。ちなみに鳥居の後ろの拝殿は豊臣秀頼が建てたもので重要文化財に指定されています。 | |
清少納言も「近うて遠きもの」とそのつらさを語った山道「九十九折(つづらおり)」を抜けるとこの本殿金堂に着きます。昼間でも薄暗い山道とは対照的に、突き抜けるような景色を味わうことができます。ちなみに毘沙門天像(国宝)は霊宝殿にあります(撮影禁止)。「鞍馬式」とも呼ばれるたくましい造形は感動的ですらあります。 | |
本殿からさらに山道は続きます。この奇妙な場所は、硬い岩盤で木の根が張れずに出てしまった「木の根道」と呼ばれています。根のおかげで本当に歩きづらいですが、ここで牛若丸は武芸の修行をしたそうです。牛若丸・源義経をしのばせるものはこの木の根道のほかにも鞍馬山にあちこちに見られます。 | |
鞍馬山の一番奥にまつられている「奥の院魔王殿」です。650万年前に金星よりやってきた、地球の破壊と創造をつかさどる護法魔王尊がまつられているそうです。本殿からここまで昼間でも薄暗く、天狗伝説ではないですが本当に天狗が出てきそうなふんいきすら感じます。 |
交通 | ☆☆ | 叡山電鉄鞍馬駅から徒歩3分(仁王門まで) または叡山電鉄貴船口駅より徒歩25分(西門) 仁王門からはいる方がおすすめです。 叡山電鉄は20分に1本なのでダイヤに注意。 由岐神社は仁王門より徒歩(山道)5分です。 |
料金 | ☆☆☆☆ | 鞍馬山自体に愛山料200円かかります。 鞍馬寺の霊宝殿は200円。 由岐神社では由緒書きは100円です。 なお本殿金堂の近くまでケーブルカーがあり、こちらは100円。 |
インパクト | ☆☆☆ | 昼間でも薄暗い山道は天狗伝説や牛若丸の修行を しのぶことができるきびしさを今でも保ってます。 見どころはやっぱり本堂からの山々のながめ。 すっきりした気分にさせてくれます。 寺自体としては霊宝館の毘沙門天像はかなりの名作。 一見の価値はあります。 山道の中で見る由岐神社もなかなか見事です。 |
快適度 | ☆ | 奥院まで行って全部見るためには鞍馬の山を約2時間歩きます。 仁王門から本殿金堂までケーブルカーがあるので 山道苦手な人はこちらを利用するのもいいかもしれません。 西門から登るコースはかなりハードな階段が続きます。 山道に不安のある人は仁王門から登る方がおすすめです。 |
おみやげ | ☆☆☆☆ | 本殿金堂や由岐神社の社務所でお守りなどが売ってますが こちらはお好みで。 仁王門前周辺のおみやげ屋で名物の木の芽煮が売ってます。 ちょっとくせはありますが、ご飯にぴったり。 おみやげならこちらを。 |
おすすめ | ☆☆☆ | 交通の便はまあまあとしても、山道のきびしさもあり、 時間的にも半日はつぶす覚悟が必要です。 それでもきびしい山道と本殿金堂からのながめは 修行さながら、気持ちが引きしまるような感じです。 そう言う鞍馬のふんいきを味わいたい人や 義経好きにはおすすめです。 時間的なことが強くおすすめできない理由ですが・・・ |
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