このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

万福寺(萬福寺)
(まんぷくじ)



三門万福寺の三門。東大寺の南大門にちょっと似てますが、それよりさらに中国的な感じがしませんか?赤の色使いとかが中国的です。中国的な禅宗伽藍建築群としては日本では唯一に近い珍しさです。
かいばんこの寺でもっとも有名だと思われる「開ばん(かいばん)」です。これ、実は木魚のもとになったもので、これをたたいて時間などを連絡するそうです。現在でも使われているため、その乾いた音を耳にするかもしれません。
布袋(みろくぼさつ)天王殿に祭ってある布袋(ほてい)さまです。布袋は本当は弥勒菩薩(みろくぼさつ)なんですが。にっこりと笑う表情が来た人をなごませてくれます。それにしてもよく知られている広隆寺などの弥勒菩薩とは全然似てもにつかないでしょ?
開山堂開山堂です。勾欄(こうらん)とと呼ばれるろうかのしきりが卍形になっているのが分かりますか?この辺もほかの寺では見られない珍しい特徴です。他にも大雄宝殿などのお堂がありますが、どれも中国的で、ちょっとびっくりします。大雄宝殿などは日本唯一のチーク材の建築物ですし。
交通☆☆☆京阪宇治線黄檗駅から徒歩10分。
少し道が分かりにくいかも。
分からないときは駅員さんなどに聞いて、
案内板を見ながら行きましょう。
料金☆☆☆500円で全部見られます。
境内が広いからけっこうボリュームたっぷり。
コストパフォーマンスは高い。
インパクト☆☆☆☆布袋さまをはじめとして、ユニークな仏像が本当に多い。
中国風の作りもあって、けっこう見た目にも新鮮で、
ちょっとほかのお寺にはない楽しさを味わえます。
とにかく「開ばん」は見ておきましょう。
快適度☆☆☆かなり境内が広いです。
夏場は日かげが少なく、ちょっとばてますので、
中国気分にひたりながら
ゆっくり回廊を歩くのがいいでしょう。
音声案内もあるので、迷うことなく見ることができます。
これは親切!
おみやげ☆☆☆☆「開ばん」の近くにおみやげ屋があります。
やっぱり布袋さまをはじめとする七福神グッズが多いです。
一番の名物は普茶料理ですが、
高いし予約もいりますのでご注意を。
お好みでゴマ豆腐、仏手柑飴(ぶしゅかんあめ)などどうぞ。
おすすめ☆☆☆☆京都の寺院の中でもかなり個性的で
好みがはっきり分かれると思います。
でも、京都のお寺にあきてきた時に見てみると
その意外さにけっこう新鮮な気分が味わえます。
ただ交通が意外と不便なのがちょっとネック。
平等院とセットで観光するといいかも。

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