このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
鳥居を抜け、ちょっと歩くと楼門です。この楼門をくぐった先、松尾大社は古くから商業や交通、安産などさまざまなものの守護神であるだけでなく、醸造の神様として酒、しょうゆ、みそなどをつくる人から特に手厚く信仰されています。楼門のわきには酒の資料館なるユニークなところがあります(入場無料)。 | |
社殿は木々を背景に、荘厳なふんいきをただよわせています。現在の本殿は1397年に建造されたものであり、松尾造りと呼ばれる唐破風を持つ特殊なつくりをしています。彫刻と色彩の美しさは、中世建築の特色をはっきりと表し、近づいて見たいところです。 | |
松尾大社の庭園、松風苑です。重森三玲が1975年に完成させた庭園です。3つのそれぞれ個性的な庭園で構成されてます。上古風、鎌倉風、平安風と古い時代をモチーフにしたとは言え、きわめて現代的で、抽象的な絵画を見てるような感じです。ちなみに写真は磐座の庭、上古風のイメージの庭です。 | |
庭園拝観の時には宝物館で日本最古の御神像(撮影禁止)を見ることができますが、こちらの亀ノ井も見ることができます。延命長寿の水としても知られ、酒の元水としても使われてきました。もちろんこのようにくんで持ち帰ることもできます。 |
交通 | ☆☆☆ | 阪急嵐山線松尾駅より徒歩5分。 駅のすぐ近くで分かりやすいです。 京都駅からも市バスまたは京都バスで行けます。 (松尾大社前下車) |
料金 | ☆☆☆ | 境内は基本的にただですが、 庭園である松風苑と宝物館は拝観料500円かかります。 本殿の拝観には1000円以上の志納が必要です。 拝観と言うよりおはらいですが・・・ |
インパクト | ☆☆☆ | 社殿の荘厳なつくりと松尾山の木々が調和した境内は いかにも古社らしい貫禄です。 庭園もあり、宝物館の御神像もちょっとユニークで 見る人をあきさせません。 |
疲労度 | ☆☆☆☆ | ちょっと広めですが、別に坂道もほとんどないですし 歩く分には苦労はほとんどありません。 庭園拝観の際に頭をぶつけないよう 注意することぐらいでしょうか? |
おみやげ | ☆☆☆☆ | 神社なので、お守りとかそう言ったものが売ってます。 そんな中で酒の社らしく、神酒が売ってました。 社務所が酒の販売の免許を持っているというと言うのが 何となく笑えます。 買って飲んでみてもいいでしょう。 もちろん20歳以上の人のみ。 でも、一番いいのは亀ノ井の水でしょう。 |
おすすめ | ☆☆☆☆ | 庭園、宝物館、社殿など意外と見どころたっぷりで かなり楽しめます。 嵐山などが近いため、ちょっと素通りされがちですが、 けっこうおすすめです。 紅葉や新緑も非常にきれいで、 特に秋の境内は紅葉を存分に楽しめる ちょっとした穴場です。 京都の西をめぐるときには一度はどうぞ。 |
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